弁護士任官どどいつ集

弁護士から裁判官→原告→法科大学院教授になった竹内浩史のどどいつ集

棋士の一分 一分将棋 一分の望みを 捨てず指す

2009年03月05日 08時05分22秒 | 将棋
3日は大雪に備えて川越のホテルに泊まり、夜11時からはNHK衛星第二放送で「将棋界の一番長い日」を終局まで見届けた。
名人戦挑戦者1人と陥落者2人を決めるA級順位戦最終戦の一斉対局である。
陥落を心配していた谷川九段は放送開始前に早々と勝って残留を決めていたが、残り4局は日をまたいでの熱戦が続いた。
羽生名人とただ一人互角の対戦成績を誇っている深浦王位が、名人挑戦どころかタイトルホルダーとして初の陥落をしてしまうという厳しさだ。
その中で感動するのが、劣勢でも諦めずに最後の1分まで考え抜いて、目の前の難局に立ち向かう棋士の姿である。
「武士の一分」ならぬ「棋士の一分」か。