建築現場の休業日は広い敷地が背の高いパネルで覆われるが最近はそのパネルに絵巻が描かれて話題になった、けれどもここの囲いは少し違ってハイテクのパネルだ。パネルの白い塗料に二酸化チタン(TiO2)が塗られている、このチタンが光触媒作用によって空気を浄化するらしい。効能書きによると「光触媒による抗菌・消臭とは!? 」光触媒とは「酸化チタン(TiO2)」という自然界にある物質で、これらは、水と光のパワーを利用して、有機物を分解するはたらきがあります。 自然界には大昔からその作用を行っているものが存在し、 植物が太陽の光のエネルギーをうけて、葉緑素が二酸化炭素から酸素を作る「光合成」がその代表例です。現代の光触媒技術は理論的には光合成に近い観点から、光を化学反応制御するものとして利用され、水のある環境で光をあてると、雑菌を分解し、抗菌や消臭ができる仕組みを作り出したのです。 WAKIの家にもいただいた造花があってときどき太陽に当ててくださいと、この塗料が塗られていて説明書きがあった。
朝日なにわ柳壇 6月13日(土) 朝日新聞大阪版掲載 田中新一 選
兼題 「からくり」 「手品師は明かした種でまた騙す」 WAKI
朝日なにわ柳壇 6月13日(土) 朝日新聞大阪版掲載 田中新一 選
兼題 「からくり」 「手品師は明かした種でまた騙す」 WAKI