いちばん案じていた天候は雲が南から北へゆっくり移動し、時折り太陽が顔を出すというまずまずの天気。すぐ近くの中央公園に向かうと三々五々観測眼鏡を持って人々が集まってくる。木もれ陽は良く見ると太陽が三日月状になっている。家族で観測している子供は父親と一緒に作ったピンホール投影器で三日月状の太陽を映している。Wakiも作ったが持ってくるのが恥ずかしくてやめた。この太陽は少し赤みがかっているが、コンデジのレンズの前にフロッピーディスク2枚を貼り付けて何とか撮影ができた。撮影してまもなくさらに厚い雲に被われてしまったが、期待を超える見事な天体ショーであった。束の間でも日本中いや世界の人々がこうして何もかも忘れて一つになれるとはなんと素晴らしいことで、いい機会に巡り合わせたわれわれはなんと幸せなことか。