おととい枚方市民会館で新藤兼人監督作品「一枚のハガキ」を観てきた。この映画は今年4月22日に百歳を迎えた現役の映画監督新藤兼人さんの実体験をもとに制作されている。同時に赤紙で召集された戦友はことごとく戦死、100人のうち生き残ったのは僅かに4名というありさまで新藤さんはこの生き残り、亡くなった戦友やその家族を思いこの映画を作る決意をして最後の人生をこの映画の制作にかけた。新藤さんは「裸の島」や「原爆の子」を手がけ、2011年『一枚のハガキ』は第23回東京国際映画祭審査員特別賞、第36回報知映画賞特別賞、キネマ旬報ベストテン1位、豊川悦司さん、ヒロインを大竹しのぶさんが演じて好演。