きのうはお彼岸の中日、日出が6.02日入が18.10久しぶりに帰ってきた息子家族が奈良へ向かうので見送る時に、丁度日没で太陽が西の空に沈んでゆくところであった。日中は穏やかな陽気で一気に春を思わせる天気であった。暑さ寒さも彼岸までとは言い当てて妙だ。太陽が真西に沈む春分・秋分の日は、西方浄土を想像しご先祖を供養するのは日本の習慣であるが。パソコンでいつも利用するGoogle Chromeのロゴも春を思わせる楽しい図柄になっていた。
ベランダの猫の額ほどのプランター、冬のあいだは寒さに耐えてじっと堪えていた野菜たち、ここえきてようやく春の光を浴びて生気を取り戻して伸びてきた、周りの小さい芽を間引いてやるとより大きくなる、でも決しておかずになるような量ではない。時にはサラダに載っていたり、お昼のうどんに浮いていたりするがWaki達は十分に春を感じることができる。それぞれが春の香りと食感をもって、それに何よりもちいさな一粒の種から成長する様を見ていると感動を覚える。
しばらく買い物から遠ざかっていた間にタケノコもすっかり大きくなって出回ってきたので八幡市美濃山の店に買出しに行ってきた。この店は近在の農家の皆さんが持ち寄って値段を付けて並べる。とにかく朝掘りでこれ以上新鮮なものはない。農家のおじさんはこのまま生で食べてほしいなあと言っていた。この辺りはJR松井山手から伸びる京阪ローズタウンと国道1号の家具団地の近く。一帯は以前は広大な竹薮があったが宅地に変貌しつつあるこの美味しい筍もやがて無くなるのではとWakiは危惧している。明日はお彼岸久しぶりに孫たちが帰ってくる、美味しい京の味を食べさせてやろう。
トンボの目がコロニーのウミウが巣作りをしだしたのを取り上げたのが1月28日、そしてYoutubeの動画「水鳥のコロニー」にアップしたのが2月末、鳥たちは、冬の雨の日も風の日もそして雪の日も親鳥は卵を守ってきたが見事に卵はかえって巣から顔をだすようになった。コロニーの木々は鳥達の糞で真っ白になっている。親鳥の足の黒い水かきの大きなこと。そうして一番高い梢にはゴイサギが周囲を見回している。これらが曇天にもかかわらず三脚も無しで手持ちで撮れるのだから驚きだ。
きのうは星空を紹介してパソコンの画面ではたぶん2つの星がご覧いただけたことと思うがスマートフォンや携帯では無理だったと思う。きょうは同じカメラでの夜間撮影、家から5分のロータリーのバス停の前、手持ちでそのままシャッターを押したが手ブレもなく鮮明に写っている。きのうの新聞記事によると80歳の写真愛好家の女性が20倍の高倍率ズームを備えたコンパクトデジタルカメラでさまざまな野鳥を撮影しているそうだ。このカメラも同じ性能なので期待できそうだがあとは技量とセンスが問題だ。
おとといの夕方帰宅時にバスを降りてふと空を見上げたら西の空に二つの星が並んで輝いていた。これは金星と木星でごく自然に「♪木枯らし途絶えて冴ゆる空より・・・」と唱歌の文句が浮かんだ。14日を境に今度は離れてゆき26日には金星、細い月、木星が等間隔で並ぶという珍しい光景が見られるそうだ。3月6日に最接近した火星は南東の空に見ることができる。そしてなんと言っても今年最大の天体ショーは5月21日の金環日食で日食はほぼ全国で観測できる。ただひたすら当日の好天を祈るのみだ。
天の川と淀川との合流点の周辺には広大な河川敷が拡がっている。まだ日当たりは良いものの北風は肌寒く春にはほど遠い。とは言うものの足元にはアカトンボの大好きな可憐なイヌノフグリが咲き誇っている。それにホトケノザもタンポポは1輪2輪ともう春の彩りだ。そうしてセキレイが黒い目を輝かせてせわしく動きまわる。Wakiにはもう花見の連絡も届いて春を待ち侘びている。
奈良県の生駒山系を水源とする天の川は途中交野市と枚方市を経て淀川に合流する。ここはその淀川本流を望む合流点。Wakiは天の川は比較的清流と思っていたが説明文によると淀川支川の中でももっとも水質の悪い河川の一つだそうだ。この合流点の手前には魚道が敷かれているがその下には礫間接蝕浄化法と呼ばれる方法で川床の水流に空気を通す方法で浄化して本流に流しているという。何しろ大阪府の工業用水や枚方市民の飲料水はこれより上流で大阪市民の飲料水はこれより下流で取水されている、したがってここの果たす役割は大きい。この淀川の水に依存するひとの数は1千万人は下らないだろう。
このまえいただいたコメントで日本の都市の景観が雑然としているのは電柱があるからだということで。Wakiは香里ヶ丘団地にある街を紹介したいと述べたが、この街がその電柱の無いけやき中央街区と家のすぐ近くの20戸ほどの街区である。ご覧のように街灯以外柱がないので見事にすっきりしている。これだけ整然と街が形成出来るのだからここは国が法律なり条例を定めて導入を推進すれば良いのではと思う。技術面、コスト面、メンテナンスなど英知を結集すれば実現は可能と思う。
まだ使いこなしていないカメラで取説も満足に読んでいないがここで紹介する、一つは朝方西の空に沈む月、カメラの広角で撮ると点にすぎないがデジタル望遠X80で撮ればお月さんのクレーターも見て取れる。もう一つは近所の公園の時計、小さな点にしか見えないがアップして引き寄せて見るとけっこう鮮明だ。プログレッシブファィンズームと呼ぶらしい。以前のデジタルズームとは格段の性能アップだ。丁度飛来してきた飛行船もかなり離れていたがきれいに捉えることができた。