「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

雲隠

2015年05月31日 | 日記



二度目の挑戦の「源氏物語」
「須磨」も「明石」も乗り越えて、とうとう「雲隠」まで来ました。

この「雲隠」の帖は、文字も雲隠れしていて、一字もありません。
始めからの紫式部の演出とも、
書いたけれど、現存していないとも言われています。
私は何も書かなかったことに拍手を送りますが。


さて私も、月初めの今週はちょっと雲隠れしてきます。
「もう遠出はこれが最後かも」などと親友が気弱なことを言うので、
時間を遣り繰って、イタリアへ行くことにしました。
初めての国ですから、楽しみです。
お稽古は二周目からになりますので、社中の方はお間違いなく。
後半のエネルギーをバリバリに蓄えて帰ってまいりますね。



ひと月前の神社の添釜の時のお手伝い一同の記念写真です。
毎年たまっていくさまざまな場面の、そして仲間の、記念写真を見るにつけ、
時の流れと世の無常とを感じます。

若い方の変化は夢のある変化が多いですが、
私たちになると、変化はないほうが良いですね。
私は何時までも同じ場所でうろうろしていますが、
何よりもそれが幸せのようです。

ご主人の仕事に付き添って、遠い地で頑張っている方から、
お子さんの入園を機会に、近くに先生かいらしたので、
またお稽古をはじめましたというメールが届きました。
お元気そうな様子に安心しました。
お茶を続けたいという執念が、実を結んだということです。
良かったですね。
やはり若い人の変化は希望がいっぱいです。

それではしばしの雲隠れ…
みなさま良い日々をお過ごしくださいませ。




にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村