「一週間・・」でなんていうわけにはいかないでしょうに、
と疑いつつも始めて見ましたが・・・・
この本はなかなかのすぐれ物でした。
二週間近くかかりましたが、一応終了。
確かに90%は読めるようになりましたから。
でもここで止めたら、せっかく覚えたくずし字の特徴を忘れてしまいます。
語学の勉強と同じだと思いました。
それでこの後は、他のテキストにも挑戦してみることにしました。
例題の中には、よく知っている和歌もありました。
その一つが、「三夕の歌」です。

こんな風に書かれていたのですが、
読み始めて、これはとすぐ気がつきました。
どの歌も「・・・・秋の夕暮れ」でおわる三首で、
「三夕の歌」と言われていますね。
寂蓮法師
さびしさはその色としもなかりけりまきたつ山の秋の夕ぐれ
西行法師
心なき身にも哀れはしられけりしぎたつ沢の秋のゆふぐれ
藤原定家
見わたせば花も紅葉もなかりけり浦のとまやの秋の夕ぐれ
中でも最後の定家のうたは、
茶の侘びを表現した歌として有名です。
例題を見て、このようにます目に読み方を入れていきます。

お稽古の皆さんを待つ間に楽しくできましたよ。