ご主人の仕事の都合で、海外生活をしている若い方から、
新年のメールが届きました。
その中でこんなことが書いてありました。
「~先日、☆☆さんとメールをしていて夜咄のことで盛り上がりました。
そこで、アメリカでお棗の代わりになったり、
お茶碗の代わりになりそうなものはない?という話になり・・・。
こちらの日本人のママさんたちはfirekingという骨董品を集めている方が多いのですが、
はまりそうだし、持って帰るの大変そうだし・・・という理由でスルーしていたんです。
でも、代わりになりそうなものないかなーと見てみたら、いろいろありま した。
~~写真のようなものはお棗の代わりにすることはできますか?~」
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そこで、私が、
「~写真のお棗代わりの器、とてもいいですね。ぜひ薄茶器として使ってみてください。
棗というのは、薄茶器の代表的なものですが、薄茶器になるものはいろいろあります。
陶器でも、金属でも、棗のような形をしていなくてもいいのですよ。
色々と工夫をしてお茶を楽しんでくださいね。~」
と返事を贈ると、
「~陶器でもいいんですね!
なんだかこうやって異国の地で茶道のことを考えてみると、
日本にいるときとは違った視点で考えられている気がします。
道具をそろえるのはなかなか大変ですが、
こちらで手に入る物と道具でお茶を点てることもできるなって思ったら楽しくなってきました。
ギリシャ人のお友達もできたので、簡略にはなってしまいますが、
今度お茶を点ててあげたいなって思います。
まずは茶筅とお抹茶がどこかのお店にあるはずなのでゲットしてきます(笑)~」
と嬉しそうな返事が。
道具がないと言っていては、せっかく触れたお茶を、
本当に楽しまずに終わってしまいます。
茶道具でないものを茶道具に見立てることは、
利休さんの得意としたところではありませんか。
正式なもの、いいものを知って、
どうしたらそれに代わるものをそろえられるかと、
日々考えたり、探し回ったりするのも楽しいものです。
海外で、またお茶の楽しみ方を見つけてもらえたらうれしいですね。
いつも見てくださってありがとうございます。
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