sportscar graphic

スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

1/24 MPC FORD GT Mk4 製作中3

2010-01-11 16:04:50 | 模型
シャーシはサイドシルをマスキングして、シルバーを吹いています。
今回も、8番のクレオスのシルバーに、タミヤのメタルシルバーを吹き重ね、アルミの質感を表現しています。
パーツの彫りは深く、エッジもシャープでIMCとはずいぶん違ったイメージです。

シートの鳩目モールドは、鳩目の真ん中に穴をあけ、ペイントマーカーでシルバーを描いて、はみ出した部分はフラットブラックでタッチアップ、シートベルトはヒロのあまりパーツとあまりエッチングを使いました。

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フロント部分もバッテリーを塗り分け、ラジエターなども取り付けます。
ラジエターはタミヤのブラックとメタルシルバーを吹き重ね、金属感のあるイメージにしました。
バッテリーには配線を追加しました。

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このメタルシルバーのスプレーは、色味が金属的でものすごくいい感じです。

フロント周りを組み立て、ブレーキ周りは、ブラックとメタルシルバーを吹き重ね、サスのアーム類はメッキをいかしてコントラストをつけています。
このあたりはIMCよりもぐっと実車に近い構成です。

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パーツの精度や再現度は、MPCはさすがですね。

インパネ周りも組み立てました。
シートとステアリングの関係もいいですね。

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ボディはフラットブラックの部分を筆塗り、かぶせてみると、
おお実にカッコいいじゃないですか。

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次はエンジン周りですね。このキットも作っていてすごく楽しいです。




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1/24 MPC FORD GT Mk4 製作中2

2010-01-10 17:57:19 | 模型
MK4は昨日のうちに白まで吹いておきました。デカールもIMCのものや、当時の写真を参考にイラストレーターで版下を作っておきました。
今朝は、デカールを元に白い部分をマスキング、コンペサークルやスポンサーデカールの部分を、タミヤのマスキングテープを切り出してマスキングしています。このとき、金属製の調合へらの丸い部分でしっかりと密着させるのがこつです。

そのあとはすぐにクリヤーを一回吹いて、まず下地にグランプリホワイトを吹いてみました。全体にアイボリー色にしておいて、クレオスの4番の黄色をしっかりと乗せていきます。全体に色がむらなく乗ってから、すこし乾かしてマスキングをはがしました。

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とてもいい感じですね。
デカールは2枚ずつ作っておくと安心です。インクジェット用ミラクルデカールのクリヤーを使い、定着用スプレーを吹いてから、双方向印刷の品質重視でしっかりと色を乗せて印刷します。
黒をする場合、イラストレーターの色指定をCMYK400%の掛け合わせで濃く印刷しています。
デカールは印刷したら、クリヤーを砂吹きから吹き重ね、艶が出るまで厚吹きしています。

インクジェット用デカールはマークソフターに弱い感じがするので、マークセッターのみ使い、綿棒で良く密着させ、ティッシュで押さえています。今回は表面に残ったのりの成分は定着後に水でこすって落としました。
どうしても、インクジェット用デカールは、定着中に色が剥げやすいので、アクリルカラーでタッチアップしてからクリヤーを吹いています。
クリヤーも砂吹きから、てろっと艶が出るまで数回に分けて吹き重ねます。缶のクリヤーは十分中身が残っている方がツヤが出しやすいですね。

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デカールが入るとカッコいいですねえ。セブリングの優勝車です。

センターラインのデカールも、リヤウィンドウのふちにかかっていなかったり、ウィングの部分で切れていたり、資料を見ながら貼り込んでいきました。
このキットはセブリングの頃のバージョンを良くリサーチして作ってありますね。

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このノーズのMK4の手書き風のロゴは、このクルマの特徴ですね。今でもこのセブリング仕様で残っているみたいです。

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小さなインテークは開口したのですが、良く資料を見たら左側はインテークそのものが無いみたいです。
でも両方あった方がカッコいいのでこれでいきます。

黄色のMK4もいいなあ。




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1/24 MPC FORD GT Mk4 製作開始

2010-01-09 19:03:38 | 模型
勢いに乗って、もう1台のMK4にも手を付けてみました。
傑作の誉れ高いMPCバージョンです。モールドはIMCとは雲泥の差で、かっちりとクリヤな雰囲気に丸でタミヤのモールドを見るようです。ボディもくっきりと細部の彫刻が浮き上がりいい感じですね。

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シースルーのトレーラーが付いたバージョンなので、ご覧の大きな箱です。

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サイズを比較すると、意外なことにIMCの方が若干長めで細身です。
どちらも1/24でしょうか?、後ろの窓はずいぶん大きさが違います。ノーズの丸さも異なりますね。

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よく見ると、ノーズのインテークやフェンダーリップが異なり、こちらはセブリングの優勝車をモデルにしていることがわかります。

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インテークは左右に小さい穴が二つあります。ジャッキフックもありますね。

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こちらの個体はリヤフードが前ヒンジで開くタイプ。でもこのヒンジはごつすぎですね。

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ドア下のリベット表現やドアの取手(?)のへこみも再現。この個体はウィンドウ周りもボディ側にリベットがあります。

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メッキパーツは以前作ったJカーといっしょですね。とても良く出来たパーツです。

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デカールは上がMPC、下がIMC。MPCはルマン仕様のみ、使用不能でデザインもひどいです。
IMCはセブリング仕様も入っていて、かなり忠実。割れているので今回は自作で行きます。

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パーティングラインを消して、ヒンジは削り落として整形しました。
ひけも少なく、やりやすかったです。

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ヒンジ周りは整形して、小さなヒンジのモールドを追加しました。ここは取り外し式で行こうと思います。

ちょっとわくわくしてきました。またIMC版とは違ったMK4が作れると思います。




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シビックとミラージュ

2010-01-09 18:40:03 | イラスト
ミニとアルファのオーナーのSさんから、思い出のクルマのイラストのご依頼をお受けしました。
20年ほど前の最初の愛車、初代シビックとダートラ仕様のミラージュ。
どちらもコンパクトで走りが魅力的なモデルです。

Ci4

Mi3

ミラージュの方は写真があったのですが、シビックの方は数枚の写真に使えるものが無く、カタログやネットの画像と、家のガレージの写真を合成して仕上げてあります。
思い出のクルマも、
こうしてよみがえるのですね。

27*34センチの水彩紙に鉛筆と水彩。この大きさで1枚21000円+送料となります。

過去のクルマも写真があればイラストに出来ます。
お気軽にお問い合わせください。








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1/25 IMC FORD GT Mk4 完成!

2010-01-08 15:17:25 | 模型
今日はまずウィンドウをボディに貼付けます。合いはなかなか良くツライチになるのは驚きです。
ウィンドウのふちは黒く塗っておくと厚みが目立ちません。ウィンドウはIMCのほうが成型がきれいでそちらを使いました。ミラーも整形してメタルシルバーを吹いています。
ボディパーツは爪が作ってあったのでうまくシャーシと合体、前後カウルもヒンジでなんとかくっつけて、特に前のカウルはあちこち削ってなんとか追い込みました。

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ここまで閉まれば、何とかさまになるでしょうか。つくずくユニオンのパッケージの完成品はすごいですねえ。

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ヘッドライトはメッキパーツだったので、レンズのモールドを削り取り、タミヤのブラックとメタルシルバーを吹いて、Hアイズを貼り込んでみました。カバーの薄さと合いの良さはこれまた驚きです。
リベット表現は楊枝にシルバーをつけてちょん書きです。

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今回はモデラーズのワイパーをおごってみました。

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テールライトはうれしいクリヤーレッド成型。でもこれってクリヤーレッドに塗ってあるのかも。

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ウィンドウ類にもリベット表現をしています。

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これにてめでたく完成!
こんなにかっこよく仕上がるとは意外でした。全体のプロポーションや小パーツの出来などさすが、開閉にも無理がありません。顔つきがいいですねえ。

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こちら側はスピンナーのブルーが映えます。ルマン仕様もいいですねえ。

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あんまりカッコいいので写真をたくさん載せちゃいます。

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サイドビューも決まっています。プロポーションはさすがですね。

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昔はMK4は事務的な感じがしてあまり興味が無かったんですが、最近このクルマがかっこ良く見えます。ぜひともMPC版と作り比べたいですね。

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後ろ姿も決まっていますね。

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ダン・ガーニーのこのカラーリングは、やはり決まりですね。

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この状態でカウルがとまるのが素敵です。

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内部はけっこう実車と異なるのですが、密度があって模型らしい充実感があります。

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今回メッキの小パーツは、タミヤのメタルシルバーのスプレーが活躍しました。金属感があっていい色です。

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この開いた状態がとても良く出来ていますね。

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この時代にこのスケールでここまで再現したのですから驚きです。

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模型的まとまりはさすがです。

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最後の写真はIMCのパッケージアートの雰囲気で。
とても良く出来た傑作キットでした。

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楽しく作ることが出来ました。これで制作記は終了です。
大内さん、かっぱコーヂさんありがとうございました。




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