sportscar graphic

スポーツカーグラフィック  イラストレーター 溝呂木陽  60-70年代のスポーツカーを愛するすべての人に。

1/25 IMC FORD GT Mk4 製作中5

2010-01-07 19:52:35 | 模型
今日はうれしいことにイラストのお仕事があったので、模型は少しだけ。
まず、余り物のヒロのシートベルトに、横浜で買ったヒロのエッチングセットからバックルを調達、ドライバー側だけ付けてみました。

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これでぐっと締まりますね。

そしてこのクルマの特徴、ブルーストリークを再現します。
グッドイヤーのブルーのラインはリキテックスを筆塗り、残念なことにファイヤストンのタイヤは、ロゴの上からヒロのグッドイヤーのデカールを、マークソフターをじゃぶじゃぶつけて、無理矢理貼付けてみました。
上からつや消しクリヤーを吹いています。
このタイヤはIMCのビニール系タイヤは使わずに、ユニオンのゴムタイヤを使っています。このホイールはリムが出っ張っているので、そこがタイヤにかぶさるように工夫しました。
スピンナーはキットのものは使わずに、フジミのコブラのものを赤とメタリックブルーに塗り分けて使用しています。フジミの小物パーツは意外に使えるんですよね。

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あとはシャーシにつけて位置を出します。トレッドや車高を調整していき、なんとか納得出来る線に落ち着きました。タイヤははみ出し気味なので、ホイールの裏やフロントのサスアームのあたりなど、あたりそうなところは削り込んであります。

明日には完成するでしょうか?




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1/25 IMC FORD GT Mk4 製作中4

2010-01-06 20:08:33 | 模型
そして、MK4の続きです。
シャーシは組み立てて、前後足回り、エンジンをドッキング。このあたりは1/12を作っているので、感じがよくわかります。部品点数を押さえながら、ぎっちりとした感じもあり、いい仕事していますね。40年前のキットですから驚きです。
組み立てには、この年明けに買った瞬着と硬化スプレーが大活躍しました。多少のゆがみはがっちりとくっつきます。

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足まわりはメッキのパーツをいかしてみました。フロントもしっかりと再現。スプリングは赤に塗り分けしました。

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リヤ周りのメッキの部品の補機類とアクスル周りは、タミヤのブラックとメタルシルバーの缶スプレーを使って、金属風に仕上げています。
お手軽ですが、いい質感です。

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室内はこんな感じ。エキパイはライトガンメタリックとスモーク、レッドブラウンを重ねて見ました。上からつや消しクリヤーを吹いています。
小さなタイヤはプラ製のスペアタイヤ。スペースの都合上小さく表現されていますがものすごくいい出来ですね。

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タイヤをはめてみると、おっカッコいい!!。後ろのパイプフレームもメタルスプレーを使いましたが、とても繊細でいいですね。スペアタイヤがカッコいい。

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運転席周りは実車とは少し異なっていますが、十分いい雰囲気、メッキのマーカーでポイントを塗っています。

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バッテリー周りに少しパイピングをしてみました。

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うーんかっこいい。あとはカウルがきちんと閉まるかどうかですね。




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NAVI休刊

2010-01-06 18:32:15 | BOOK
NAVIとの出会いは、まだ20代の頃。当時設立間もないクラブルノーキャトル・ジャポンの取材をされた1992年のことでした。1984年の創刊号から何号かは大事に家にとってあったので、うきうきと取材に向かったのを思い出します。

キャトル数台といっしょに記念撮影し「集まる喜び」という記事を書いてくださったのが、今フリーで編集をされている当時副編のオガワさんでした。そのときもっていったペーパークラフトがきっかけで単行本「紙のクルマ」の発刊がのちに決定し、イラストもすぐにお仕事をいただくようになったのです。
当時はまだ美大生でしたから、雑誌のイラストはうれしいお仕事でした。
徳大寺さんの記事や、松本葉さんの記事などによくイラストを使っていただきました。


海外に自腹で行って記事を書かせたもらったのもこの頃からです。2001年4月号。
当時よく行っていたレトロモビルの記事は豪華4ページのイラスト日記。初めて長い文章を雑誌に書いたので、オガワさんにずいぶん直された記憶があります。このイラストは全部会場で描いているんですよ。色鉛筆を持ち歩いて。

N2

そしてこちらは当時良くしていただいたオクイさんと、3年連続神戸のポンテペルレに出場した時の3回目の記事です。2003年8月号。このあとオクイさんは鬼籍に入られました。

N3

忘れられないのは編集部に遊びにいって、雑談から連載が始まったエンスー模型クラブ。
2001年6月号の記念すべき第一回目です。足掛け10年ちかく続く長期連載になりました。

N4

そんなNAVIの突然の休刊には驚きと残念な気持ちでいっぱいですね。
20年近く育てていただき一緒に走ってきたつもりだったので、自分のフィールドの一部を失ったという以上に、喪失感を禁じ得ません。

カーグラフィックと単行本は継続販売いたします。NAVIも2月26日売りの号までは刊行されますので、まずは1月26日、次号でのエンスー模型クラブ、よろしくお願いいたします!




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1/25 IMC FORD GT Mk4 製作中3

2010-01-05 21:39:18 | 模型
MK4は固いデカールに使ったクレオスのマークソフターが悪さをしたのか、クリヤーを吹いたらルーフなどがぼこぼこになってしまい、珍しくペーパーを当てて、軽く研ぎ出しをしてみました。やはりクリヤーの前は洗った方がいいですね。
艶がしっかりと出ていい感じです。

ボディの内側やライトハウジングなどにつや消し黒をさします。
このとき、ウィンドウの段なども黒を入れておきます。
いつもこのとき、アクリルのつや消し黒を筆塗りします。はみ出ても指で拭き取れるし、手についたものがボディについても爪ではがせるから安心です、
シャーシはサイドの部分をマスクしてシルバーを吹きました。マスクするとき、デカールの部分は紙を当てました。
ボディカウルが広がり気味だったので、内側に爪を作ったので、その部分が入るように切り欠きを入れています。

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エンジンも組んでみました。エンジンブロックはシルバーの上から軽くゴールドを吹いて、グレーシルバーマイカをぱらっと吹いて押さえています。
ギヤボックス部分はライトガンメタリックを特にマスクもせずに吹いてみました。

ホイールはまずタミヤサフを吹いてから、全体にライトガンメタリックとスモークを吹いて、リムの部分はメッキシルバーを筆塗りしてみました。タミヤサフはプライマーが入っているので、メッキに食いつきがいいと思うからです。

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エンジンには、手元にあった赤のプラグコードをパイピング。オレンジや黄色でも良かったですね。
このエンジンはあっさりとしたモールドですが、意外に雰囲気がいいですね。キャブの周りの透明カバーがうれしいです。

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今回、シャーシ部分などクレオスのシルバーの上からタミヤのメタルシルバー(高い缶スプレー)を重ねてみました。
アルミ表現などに効きそうで、お手軽でいいですよ。
もっとツヤが欲しい時は、タミヤのブラックの上から重ねるのが本来の使用法です。金属調のいい感じになります。






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1/25 IMC FORD GT Mk4 製作中2

2010-01-04 18:21:42 | 模型
昨日のうちに、サフと白サフまで吹いておいたので、今朝はまずクレオスの一番の白を吹いて、ナンバー部分をマスクしました。

赤はいつものシャインレッドでまずまんべんなく朱色にしておきます。この色は隠蔽力が強いので、まだらにならずにしっかりと色がのります。
その上からクレオスの3番の赤をさーと吹きかけて、全体の調子がそろうように赤を足していきます。
このクルマのイメージは朱色っぽい赤なので、若干シャインレッドの色味が残るところでストップ。
マスキングをはがすと赤白のMK4になりました。

自作デカールもナンバーの数字と黒ふちサークル、ドアの取っ手の様な黒い小判型の部分を起こします。
ユニオンの数字はなぜかリヤフェンダーの部分がありませんので、やはり作らなければいけないですね。
数字の1の赤いふちは細めにしました。

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デカールはユニオンのサイドのラインとセンターライン、自作の数字、ジャンクのオートライトのステッカー、ルーフの黄色い丸を組み合わせます。
ユニオンのデカールは透け気味で、センターラインが特に気になったのですが、しわをいじっているうちにルーフが裂けてしまい、だめもとでIMCのデカールを使ってみました。
案の定ぱりぱりと割れるデカールを組み合わせてタッチアップすると、こちらのデカールのほうが透けが無く、結果的にいい感じになりました。
さっそくクリヤーを吹いてみました。

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デカールが入るとカッコいいですねえ。このセンスはアメリカン人らしいシンプルでセンスのいいもの。
オートライトはこのクルマでは文字が入らない小さなものですが、ありものを使ってしまいました。

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ここまでくると、ボディはほぼ完了。あとはエンジンやシャーシを作っていけばいいですね。




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