ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

DAY13. 信越/ 柏崎から直江津、その少し先まで『日本列島縦断 自転車の旅 2018』

2018年11月14日 | 自転車の旅 国内
なんだかクタクタで、
疲れが取れない柏崎の朝なのだ。
しかもゲイリーだよベイビー。
疲労だな。

気乗りしないけど走り出す、
50の朝♫

尾崎、じゃない、柏崎はどんより曇りの朝。

小ぶりな峠がいくつも連続して、

ようやく海が見えてくる。

マジか!

トンネルなのに片側通行。

峠のたびにトンネルがあって緊張が走る。
歩道のないトンネルもある。

ようやく楽しくなってきた。

海に向けて峠を下る。

国道8号線は

綺麗な海岸線をいく。

天気もどんどん良くなってきたぞ。

特急が走ってきた。

海沿いを走る特急って、なんか憧れる。

何?何ここ?

特殊な車両置き場?

かっこいい!

昭和だ!

中をのぞく。

使えるのか?

直江津。
いまの上越市。

思ったよりも都会だった。

上越市の郊外。
この山々の全体が春日山城の遺構なのだそうだ。

ここに上杉謙信がおったんや!
ほんまに実在したんや!

いかにも、

何かありそな地名。
信号機も北海道と同じ雪国仕様。

行こう、春日山城へ。

この道は北国街道。(ほっこくかいどう)
加賀など北陸の諸藩の参勤交代の街道だったそうで、加賀街道とも呼ばれるとか。

なんと春日山城の真正面を横切っていく。

江戸時代には上杉謙信はすでに「伝説」だっただろうけど(僕らにとっての坂本龍馬と変わらないはず)
当時はまだ春日山城の遺構がはっきり残っていただろう。
北陸のお殿様たちは何を思っただろうか?

でた!

発掘された春日山城の山麓の遺構、
総構えだ。

ここは、いくつかある登城口のひとつらしい。

堀と土塁が発掘されて一部復元されている。

総構えの内側から

でかい。
当時ははるかに土塁高く、堀も深かったそうだ。

中世山城、春日山城城郭への入り口。ようするに登山口。

何しろ広大すぎる山城なので、本丸などは全く見えない。

攻城は1日がかりになるので、

これにて城をあとにする。

めっちゃいい!

糸魚川まで行こうと思ったけど、
きょうはもう、これくらいでいいや。

民宿を探そう。

海沿いの集落に入っていく。

旧北国街道の一部。
谷浜という駅の周辺に何軒も宿がある。

きょうはこの民宿に世話になることにした。

廊下に、ところどころ穴があるから注意。

きょうのお部屋。ふすま一枚、鍵なし。笑

一泊二食で6000円。安っ!

疲れたな。
もう休もう。

きょうはこのへんで、
よかろうバイ。

本日の走行距離、47km。



DAY12. 信越/ チャリダーは2度 新潟で転ぶ 新潟から柏崎へ『日本列島縦断 自転車の旅 2018』

2018年11月14日 | 自転車の旅 国内

また転んでしまった。
実は、昨日に引き続き2度目なのだ。
昨日も新潟市内で、障害物と接触したのだ。

自転車で転ぶなんて何年ぶりだろう?
しかも2日連続とは、きっと生まれて初めてのことだ。

雨の朝だった。

お昼前から晴れる、という天気予報を信じて、
いくらか遅めに出発する。
まだ新潟は霧雨が降っている。

最初のうちは快適だった。

屋根付きだぜ!

信濃川に沿って

しかしこの直後、堤防の道は突然終わり、いきなり苦労する。

新潟市内は交通激しく、車道は走りづらい。
かといって、歩道は段差の悪夢。
段差の衝撃をいくらか避けようと端のほうを選んで走り、

やってしまった。

濡れた溝蓋は悪夢。

右側にきりもみに倒れ、右半身と頭を打つ。

ヘルメット最高!

ゴツンと鈍い音がしただけで、頭はなんともなかった。
ヘルメット被ってなかったら、タダでは済まなかったと思う。

何事もなかったかのように走り出すが、昨日に続いて2度目なので、正直、新潟市との相性の悪さを痛感する。

ま、しかし!
雨だ。

アウトドアは
雨の日は行動してはいけない原則


を、ないがしろにしたからだ。

俺のせいだ。

ちょっとくらい、いいだろう
と、思ったからだ。

確かに新潟市内の道は、全国的にみてちょっと酷いけど、
きょうは自分の油断があったと思う。

気をとりなおして南へ

なかなか厳しい。

国道116号線は

厳しい。

たまに歩道があっても、

すぐ消える運命。

たまに歩道があっても、

おらんくの駐車場だで!

油断すると、

田んぼに落ちるかも。

新潟あるある

自転車・歩行者禁止の看板はないけど、

君子危うきに近寄らず
チャリダー危うきに近寄らず

長岡市に入る

このあたりから状況は改善する

旧道を見つけた

国道脱出。

昭和タイムカプセル

いいね。

また雨が降ってきたので、

カッパ着る。

左に国道、JR越後線、そして旧道。

このまま柏崎市の手前15kmくらいまで行くことができた。

柏崎市郊外。

雨のなか走る。

歩道あるある。

草をかき分けて行こう!

柏崎市内到着直前になって、

ようやく空が明るくなってきた。

チャリダーくたくた。

本日の走行距離、86.2km。