今日の写真は、命日も近かったということで?トールキン教授のお墓再びです。左上は昨年8月の写真なのですが、アクセサリーやら何やらお供え物???がたくさんなのがわかるでしょうか。
右上は今年5月の写真です。グワイヒアなのかな、これ(笑)
そして、左下が昨年8月の写真なのですが、なんと今年5月にもまだこの羊さんいました!というのが右下の写真です。お供え物は或る程度時間がたつと撤去されているようなのですが、なぜこの羊さんだけまだいたのか・・・謎です。
さて、今日はRotKのDVD本編を見ました。字幕変わってるかな、と思って字幕で観たのですが、あまり変わってなかったようで・・・それなら吹き替え見れば良かったなあ(?)
DVDで観ると、劇場版よりも色が綺麗で輪郭もくっきりしてる感じなのがいいですね。画面が小さいのは仕方ないとして・・・
ヴァン・ヘルシングで今ひとつのCGを観た後だったので、CGがすごいなあ、と思ってしまいました。オリファントとか、ナズグルの翼ある獣とか、「カッコイイ」と思えるCGなのはすごいことですよね。CGだけで画面に出ていて鑑賞に堪えるというのも。もちろんゴラムもですが。
しかし、何しろうちの14インチモノラルテレビだし、あちこち気が散りながらの鑑賞になるので、そんなに感動はしないだろうなあ・・・と思っていたのですが、意外なことに結構泣いてしまいました(汗)
メリーとピピンが別れるところとか(ここで泣くのは久しぶり・・・)、ついでに(?)エルダリオンが出てくるところとか、枯れた白の木とか、エオウィンがメリーを攫って(!?)走っていくところとか、ローハン軍がペレンノール野で突撃するところとか、「黒門開く」とか、フロドの病室にメリーとピピンが走り込むところ以降とか、このあたりはサントラにやられたと思います(笑)
「黒門開く」は、やっぱり音楽の効果と画面の対比が素晴らしいなあと思います。フロドのところにメリーとピピンが入っていくところは、フルートの明るい響きが素晴らしくて泣けました。さすがゴールウェイだな~といまさら実感(笑)そのあとのサムが出てくるところのアルトフルートも素晴らしいです。
サントラ絡み以外で泣けたのは、バラド=ドゥアが倒れるのを呆然と見ているアラゴルンの表情がかすかに笑みになるところでしょうか。ここ、時々泣きのツボに入るのですが、「サウロンが倒れた」ではなく「フロドがやった」ということに対しての喜びなんだなー、とわかるのが泣かせるところです。ガンダルフの表情もそうなんですが。
強い主人公が悪と対決して勝利、というシチュエーションとなんと違うことか・・・というあたりがやっぱりいいなあ、と思います。
そして、灰色港でもボロボロに泣きました。なんだか自分自身がフロドと別れるのが辛いような気になってしまったというか。
ちょっと前までは、サムに後から来て欲しいと言えない映画のフロドは原作よりかわいそうだ、と思っていたのですが、原作を読み返したら、やっぱり原作のフロドの方がかわいそうだ、と思うようになりました。
今日映画を見直して、むしろ映画のフロドの方が達観しているように思えました。透き通るような表情で船に向かうフロドの姿が悲しくて、でも悲しいことではないのかも、と複雑な気持ちになりました。
原作のフロドが船に向かうあたりの描写はとてもあっさりしていて、フロドがどんな表情だったのかは原作からはわかりません。映画のフロドの表情はひとつの解釈としてありかなあ、と思いますが、原作のフロドとはやはり違ったのだろうな、と思います。サムたちも、笑顔を返したりはできなかっただろうと思うし・・・なんて、色々と考えてしまいました。
とまあ、結構泣けたりしたのですが、それにしてもRotKは前半につまらない箇所が多いなあと(汗)FotRにもTTTにもトイレタイムにできるようなシーンはないのですが(TTTのトイレタイムと評判のアルウェンの場面はサントラが良いのでトイレ行ってる場合でないです)、RotKには「早送りしちゃおうかなー」と思うシーンがいつくかあるんですよねー(汗)
ほとんどフロド、サム、ゴラムルートなんですが・・・それももちろん、ゴラムの悪だくみ(汗)シーンで。(死者の道もですが(汗))ここはサントラがすごくいいわけでもないので、本当に早送りしたくなってしまいます(汗)フロドの「Trust me」のところはちょっとサントラいいんですが。
デネソールにも既に馴れてしまった今、PJ映画の最後の壁は、このRotKでのフロド、サム、ゴラムの関係の改変ということになってしまいました。永久に越えられそうにないですが・・・(汗)
などなどのことを再確認したDVD鑑賞でした。今度は連続鑑賞に挑戦したいところですが、いつできるやら・・・(汗)