採ってきたワラビを灰まみれにして・・・

2012-07-04 23:54:20 | 保存食
先週の日曜日ワラビを採りに行った。


若い頃に聞いたことがあった、
採ってきたワラビを、木の灰をつけて干すことを。
エ~そんな方法があるんだ~って思った。

十数年前に知人から、灰にまみれた、乾燥ワカメを頂いた。
「見栄えは汚いけど、美味しいから!!」って
その人が言うには、本州にいる親戚の人が、送ってくれたそうな。
そこでは、昔から、わかめを灰にまぶして乾燥するらしい。
わかめに付いた灰を、洗いながら取ったら、
鮮やかな緑色で、生ワカメのようだった。

ふっとその事を思い出しワラビを灰でまぶして乾燥させることに~
干し方が、よく分からないので、ネット調べた。

・・・なるほど・・・・

よし!大丈夫!!
灰まみれの干しワラビつくるぞ~





採ってきたワラビに灰をまぶして天日干しに~





ペットボトルに入っている木の灰は、実家から貰った。
貴重な木の灰です。
グレープおばさんは、
アク抜きするときはこの木の灰を使っている。




ワラビに木の灰をまぶしたら、このまま乾燥します。



天気がいいので、干しもの日より~




干して2時間後


萎びてます~



ワラビが、曲がるくらいになっている~





手のひらに、ワラビを包んで優しく揉みます。
揉んでるうちに、水分を含んでいるので、
また灰をまぶし~
干します~



干してから、4時間半経過~


ワラビの色も変わり、水分も抜けてきています。






数十分おきにワラビを揉みます。
ワラビの繊維を軟らかくするために揉むのだと思う。




拡大~
ワラビが、シワシワですう~







夜は、室内に入れて乾燥させます。
ワラビを揉んでいると、まだまだ水分があります。
灰をワラビにまぶしました。
夫は萎びたワラビを見て「巨大ミミズのようだな~」と言った。

・・・・・

今は、ミミズのような姿だけど煮物にしたら
美味しいんだよ~




次の日、ワラビを外で乾燥させました。

で~

干しワラビ完成






灰をワラビにまぶすことで、防腐剤にもなる。
昔は、塩が貴重だったので、灰を使って
ワラビなどを干していたのだろうか。

この方法は、エコじゃないだろうか?
なんせ、塩を使わないのだから~
塩を買わなくていいんだから~





灰まみれのワラビを、揉んでて色々考えちゃった。
何でも店に行けば、揃ってしまう、
欲しい物は、お金を出せば手に入る。
何もない時代に生きた先人達は、薪を燃やした灰を
大事にして、工夫しながら生活をしていたのだろう。


先人のあみ出した知恵には、頭が下がる思いだ。

すごいな~昔の人は!!

色々な使い道がある木の灰。

アクの強い山菜などのアク抜き、グレープおばさんが幼いとき
台所の洗い物に、研磨剤代わりに、母が使っていたっけ~
ジャガイモの切り口にアクをつけて植えたり(病気予防)、
畑に撒いたりもしていた。

木の灰にはカリウム、マグネシウム、リン、ケイ素、
 ナトリウム、アルミニウム、鉄、亜鉛などの
 成分があり、まさしく自然肥料


野菜の根本に、木の灰を蒔くといいとも聞くし~

循環型農法そんなふうに出来たらいいナァ~




ワラビの天日干し







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