薄紫色をした食用菊「もってのほか」または「もって菊」。
山形ではごく普通に両方の名前で呼ばれている。
これからが旬、スーパーの野菜コーナーに毎日出回る。
この寒河江市、山形県でも「もってのほか」の一大産地。
少々酢を入れ、さっと茹でる。茹でると鮮やかな薄紅紫色に変わる。
日本古来のエディブルフラワー・・・ふる里山形は、もしかしてしゃれた食用花の先進地域? 現実は・・・かって、食べれるものは何でも食べなければならなかった極貧困時代の名残り。
「もってのほか」、一寸変わった名前の食用菊・・・・・天皇家御紋の菊を食べるとは、もってのほか・・・・から来てるらしい。
甘い菊の香り、ほろ苦さ、シャキシャキとした歯ごたえ、まさに秋を告げるふる里の旬な酒の肴の王様。
若い頃は見向きもしなかった味・・・・・・?
そういえば昔の私・・・・れんこん・山芋・・・・・沢山の食わず嫌いがあったなァ~・・・・などと想いながら今夜もを注ぐ私。