昨日の治療中の不思議な感じ
家に帰ってから考えました。
いわゆる脳内ホルモンの分泌
なんでしょうね。
よく、マラソン愛好家やトレーニング愛好家が
一見単調に見える練習時に
恍惚感を得ている状態。
昨日も人数をこなしたあとで、心身ともに
「疲れたなァ~」
という状態での不思議な感じだったな。
苦の中に楽あり
てこんな感じなのかな。
物を買って嬉しい
何かを貰って嬉しい
お笑いのテレビを観て可笑しい
という気持ちよさ、充実感ともちがう感じ。
登山家の野口健さんも言ってたな
なぜ山を登るのか?という質問に対して
「頂上に立った時の感じは、例えればサウナから出てきて冷たいビールを飲み干した感じに似ているから・・・かな?皆さんわかるかな?」
「普通に飲んでも美味しいけど、美味しさの次元が違うでしょ?」
「苦労した後の満足感や充実感はやってみないとわからないもんね」
「お金や物を貰った時ももちろん嬉しいけど、ヤッパリそれだけなんだよね」
「よく私財を投げ打って、何かをやる人がいるけど、その感じ僕は分かるな・・・」
「お金以上の充実感がそこにはあるんだな」
「これが出来たら、もう死んでもイイていう感じ」
「安易なハッピーやラッキーはそれだけなんだろうね」
という事でした。
「苦労」というのは、あんまりいい響きじゃないけど
有り難さや、感謝の気持ちを育む上で必要な過程なのかな?
鈴鹿八時間耐久レースていうバイクの競技
八時間ぶっ通しで走り続けるという過酷なレース
レース自体も過酷で、レースに対する準備の段階でも
お金も時間も心労も大変らしい
でもこのレースに参加している人の
モチベーションを支えているのは
「最後に泣けるから・・・。」
ということのようです。
患者さんは、不眠や痛みで「苦労」している人がほとんどだけど
最近、そういう姿を見て
「頑張っているなァ」
「味わい尽くして欲しいなァ」
という「応援」したい気持ちが出てきたのも不思議だな。
以前であれば
「大変だな」「気の毒だな」「辛そうだな」
と感じていたことが多かったような・・・。
本質的に、自分はセラピストに向いてないのかもな。
ひふみゆらゆら