機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

ヒメとオトメ

2008年08月07日 | HiME
どうもです。

 原稿作業が終わってからも、何だかんだでバタバタでしたが、ようやく、
じっくり観ることができました「舞-乙HiME S-ifr:0」の第2巻。前話で
シフルを連れ去ったシュバルツと、シフルを助けようとするブルースと
レナたち、そして逆に抹殺しようとするガルデローベの五柱。それぞれの
思惑が絡み合ってストーリーが展開していきます。

 TV本篇からあった“紡ぎ手”という設定も含め、乙HiME世界の王族
には、オトメのマスターになれる条件としての血の系譜(*1)のようなもの
があると推測していて、ヴィントブルーム王家の遠祖は風花真白だと
思ってた(独語でヴィント=風、ブルーム=花ですし)んですが、今回の
話を観てると、もしかすると違うのかも、という気にもなってきたり。

 (先代)ジョン=スミスのセリフと次回予告を突き合わせると“紡ぎ手”
の資格を持ったシフルが「座すべき玉座」がエクリプス1である可能性が
高く、また風花真白の形質遺伝子を持っているのがヴィント王家ではなく
タイユァンのハザクラ家(*2)である可能性が出てきた(アンリ王子の血脈
である可能性もあるにはあるけど)訳で。

 レナ=セイヤーズの姓は「シアーズ」の転訛(*3)だとは思うし、「風華
大戦」の設定上、夢宮ありかはアリッサに続く、シアーズ財団の人造
HiME第2号だし。
 “ばっちゃ”=レナの母がユメミヤ姓だとすると、父親がセイヤーズ姓
で、アリッサとありか(アリカではない)の血脈の結合点に存在するレナ
が“ガルデローベ始まって以来の怪物”呼ばわりされる能力を持って
いる理由にもなり得ると思うんですが(*4)。

 あと、ヴィント王家の家重代だと思っていた“蒼天の青玉”はユメミヤ
家のものだったようで。TV版放映当時、「ヴィント王家の家宝である
蒼天の青玉をアリカが私物化している」という指摘がネットの掲示板など
であって、“ニナ”とともに行方不明になっていた青玉を発見・確保した
が、レナ(=アリッサの血脈)>ヴィント王家 な深優が王家には返さず
にレナの母=ばっちゃに渡したのではないか、と推測してはいたんです
が、前提部分から崩れたみたいです(苦笑)。

 一応、今回の話を観る限り、アリカの父親はシローということになるん
でしょうが、でもそうするとレイトはアリカの叔父にあたり、義理の姉を
殺してしまったということになるんですが・・・・?
 ちなみに「かんざきしろう(四郎?士郎?)」でGoogle検索をかけて
みると「仮面ライダー龍騎」の黒幕(?)とか、「レモンピープル」などで
漫画を描いていた漫画家さんとか出てきますな(*5)。なにか関連が
あるんでしょうか?


 ・・・・・とまあ、ストーリーそのものより設定に関わってきそうな台詞とか
描写とかの方がよほど気になるダメ人間ですが。次回、一応の予定と
しては最終回(公式HPでは未だに「全3話(予定)」のままだし)なので、
締めるところはきっちり締めて、次作以降を想起させる謎を散りばめる
なら散りばめるで存分にお願いしたいです。

0805 C○ 1-6    .642 ① -9.0
0806 C○ 2-5    .635 ① -9.0(*6)
////////////////////////////////////////////////////////////
  *1:TV版第1話の“マシロ”の説明からすると、あの世界で王侯貴族に属する条件と
    して「オトメのマスターになれる」というものがあると思われる(共和制を採って
    いるエアリーズはやや例外的だが、これも説明できなくもない)。最初は“十二王
    戦争”の十二王=12人のHiMEの末裔かとも思ったが各国の王≠旧HiMEキャラな
    時点でそれはないかと判断。ただまあ「12」という数字が持っている意味は踏襲
    されているのではないかと。
  *2:ウーナ=シャムロックの台詞として「タイユァン」という単語が出てきた瞬間は
    正直なハナシ“シナプス艦長の口から出てきた「ブリティッシュ作戦」”よりも
    ビックリした。
  *3:マイスターGEMが過負荷で壊れるほどの力を解放した後、黄金の翼を発現したり、
    レナ自身にそういう描写はないけれど、娘のアリカが、深優の目(アンドロイド
    だから光学センサーか?)にはアリッサ=シアーズと同じ黄金に輝く髪だったり。
  *4:この世界の設定として、体内インプラント式ナノマシンでHiMEに近い能力を付与
    されたオトメは、あくまでも「乙式」のHiME(Highly-advanced Materializing Equip
    -ment = 高次物質化能力者)」であり、“劣化コピー”なので、人造とはいえ
    HiMEの力そのものを持っている者と比べると、圧倒的に劣るものと思われる。
  *5:TV版第8話で、墓碑銘に刻まれているのみの登場だが、竜王戦争時代の貴族
    としてマルク=アントワーヌというキャラがいて、この名前はルイ14世の治世に
    活躍した宮廷音楽家から来ているらしい。
    ただ単にフランスっぽい名前が欲しかっただけで、キャラの性格付けとかとは、
    まったく関係ないだろうけど(苦笑)。
  *6:同一リーグ戦では今季初の3連敗。やはり投打の要が抜けるのは痛いか。



公式サイト更新

2008年06月03日 | HiME
どうもです。

 『0:S-ifr』第2巻の発売も、まだ1ヶ月半ほど先ですし、普段は
あまり更新されないのでたまにしか覗かないんですが、何の気なし
に覗いてみたら、いろいろと更新されていました。
 【TOPページ】にいきなり“舞-HiME 新プロジェクト”として主役
キャラ“舞央(「まお」と読む?)”が公開されていました。
 まだまだ楽しみが続くことが決まって嬉しいんですが、キャラ設定
画が小さいからってこともあるんですけど、パッと見だと久行氏の
キャラに見えなくて、ちょっと不安。まさかと思うんだけど、久行
キャラじゃない《HiMEシリーズ》の始動ってことではないよね?


 『0:S-ifr』に関しては、前巻ではEDと次回予告に出てきたのみの
先代五柱についても、ある程度細かい設定とかが公表されていて
『舞-乙HiME』TV放映当時からちまちま作ってきたデータベースも
ちょっぴり更新できてモニタを眺めつつニヤニヤしたり(*1)。

 奏凛の橄欖石/旋風の紅水晶は五柱なんですけど、桜嵐の金緑石
だけはまた別枠のようで。装着者の設定が明らかになってないと
いうことは、第3巻(以降)での登場ということなんですかね。
 残りの三つはアリカたちの時代の輝石と同じで、代々の五柱に
継承されてきたものだろうなと思うんですが、同じ氷雪の銀水晶
でも、五柱内の席次が違ったり、いろいろ考えられてるのかな?
と思ったり(*2)。 

////////////////////////////////////////////////////////////
  *1:そもそもの設定量が「ガンダム」ほど膨大ではないので、隙間を埋める作業も
    さほど苦痛(苦笑)を伴わないんですが、それでも既に、小説とアニメとの間に
    設定の齟齬があったり。
    いや、そういう部分を巧くこじつける作業が、ガンダムでやるのと同様に(苦し
    かったりしつつも)楽しかったりするんですけどね。
  *2:・・・・と、ファンが思ってるほどには深く考えられてないことの方が多いとは
    思いますが(笑)。


ウップン晴らし

2008年02月17日 | HiME
どうもです。

 ・・・・ええー人間ってものは、何気なく思い立っただけのことでも
出来ないとなると却って、したくなるものでして。

 事務所のリフォームの立ち会いと、リフォームの間に運び出していた
機材・書類の運び戻しで休日の半日がつぶれたこともあって、午後から
買い物に出かけたんですが。
 一番のお目当てにしていたブツが、どうも完売したようで見当たらず、
仕方がないので駐車料金を無料にしてもらうため(*1)デスクトップPC用
のUSBハブとかSDカード&カードケースとか、

  
               これとか

  
            これとか・・・・・・orz

 まあ最後のブツだけは、最近PCやらソフトやらを買ったおかげで
さんざん貯まっていたポイントで貰ってきた物で、お金は一銭も払って
ないんですけどね(*2)。


 で、帰ってきてから一通り観てみたんですが。事前情報では収録時間
が(予)100分となっていたんですが正味79分(うち新作部分4分)という
ことで、アレとかソレとか本筋と関係ない部分がバッサリ切られてます。
通して観る分にはあまりストレスにはならないですね。元々舞台が大きく
転換するから、巻と巻の継ぎ目はすごく判りやすいけれど。

 (入手してしまった(笑)以上は)一番のお目当てになるはずの新規追加
のラストシーンなんですが、正直言って「蛇足」に感じました。これなら、
初版のあっさりした終わり方の方が良かったように思います。だいたい
追加されたシーンにアリカが出てこないってのはどうかと思うし、出てくる
メンバーに何故ハルカが入っているのかと。
 いや、ハルカというキャラクター自体は(「中の人」込みで(笑))好きなん
ですけど、そこ(=追加シーン)にいるのはどうなんだと。またネットで
アンチの攻撃対象になりそうな、露骨なネタやナツキの優遇ぶりよりも、
また一人だけハブられたマーヤの冷遇ぶりの方が涙を誘います。

 
 来週発売の『舞-乙HiME Sifr:0』の予告編も、新規映像込みで入って
たんですが、今回はTVCMナシなんでしょうかね。一応こちらは普通に
買う予定ですけど。
////////////////////////////////////////////////////////////
  *1:何も買わずに駐車料金だけ払って帰ってくるよりは、まだ精神衛生的に良いと
    いうか、ウップンを上乗せして帰ってくるよりもマシというか・・・(苦笑)。
  *2:こういう場合、オリコンとかの参考データ上はどういう扱いになるんですかね?
    普通に買ったのと同列に看做されるんでしょうか?


素朴な疑問

2007年12月21日 | HiME
どうもです。

 「Climax Jump (イマジン四人Ver.)」は、CDが発売されるまでの
期間限定で、つまりはCDの販促だったんですな。もう残すところ2ヶ月
弱というこの時期にOPが変わる(ただのバージョン違いで曲自体は
同じものですが)ってことに「???」ではあったんですが、まあ納得
ということで。

 まあそれはともかく。
 ネットとかでその手の掲示板を見ていても、決して評価が高くない
(むしろ「なんでそこまで?」と思うくらいクソ味噌に貶してる人がいたり)
ものだから、そんなに売れないだろうとか楽観的に考えて、ほぼ1週間
遅れで、買いに行ったこれですが、
            
 今回は事前に発表されたアイテムラインナップの時点でかなり購買
意欲が萎えていた、というのもあって、元々箱買いはしないつもり
だったんですが、いくつかの店を回っても一向に見当たらず、辛うじて
(ホント他の商品の山に埋もれるようにポツンと)残ってたひとつを
買ってきました。

    
 これがシークレット(という名のハズレ)アイテムのワルキューレ
だったりすればオチにも使えたんですが、それすらもできない
中途半端さ加減に・・・・orz。

 量販店のポイントで貰って来たかったので、可能な限り廻ってみた
んですが、どの店に行っても見当たらないので、結局は中野まで
戻ってきてフィギュア専門のオタショップでノーマルコンプセットを
購入。一応、シークレットも含んだフルコンプセットも売ってはいたん
ですが、シークレットだけのためにもう2000円出す気には到底なれ
ないですね。どうせ昨年・夏のイベント限定品「トモエ=マルグリット
ワルキューレVer.」の頭部挿げ替え(*1)だし。

 いやぁ、今まではけっこう擁護派寄りにいたんですけど、今回だけは
さすがに庇い切れませんわ。このサイズとしては出来は決して悪くない
し、何より種類が多い(揃っているという意味ではない)から、仮に
次があっても多分買うんだろうけど(←ダメ人間)。そもそも、五柱や
主要なマイスター達よりも先にワルキューレ部隊がフルラインナップ
するってどうよ?

////////////////////////////////////////////////////////////
  *1:同じワルキューレのバリエーションでも、チエ=ハラードはポーズが変更されて
    いるだけまだマシで、ノブエなんてポーズまで同じ、ホントに頭を挿げ替えただけ
    っぽいし。



Myオッパイ 逆襲のニナ

2007年08月23日 | HiME
どうもです。

 当初の予定なら5月には終わっていたはずの「舞-乙HiME Zwei」
待ちに待った完結編、例によってフラゲしてきました。

 で、さっそく観てみた訳ですが、基本的な展開は個人的に、また
ネット掲示板などで事前に予測されていた通りの展開であったと
言ってもいいかと思いますが、いろいろ仕掛けが凝らされていて
面白いです。新しいGEMの表示や、TV本編(舞-乙HiME)はおろか
舞-HiMEに関連する設定が随所に見られて(*1)、「おおぅ!」と
唸ってしまう場面も結構あったり。マシロを取り込んだユナ究極体
などは(これまであまり深く言及されてなかっただけに)、かなり
お気に入りです。

 残念なのは、ユナ vs アリカ(&ニナ)を軸に置くあまり、その他の
オトメたちの戦闘シーンがかなり薄めなこと。

 特にマーヤは可哀想すぎ・・・orz 結局、五柱で唯一・・・。

 まあ、ラスボス対主人公に比重が偏るのは、物語として至極当然
ですし、尺の関係上どうしようもない面があるのは理解できるんです
が、舞衣を2回出すならば、マーヤにその尺をあげて欲しかった。
せめて、サラとの画面二分割でも良いから。

 あと、ほぼ唯一、個人的予測が外れたのがニナの海神(わだつみ)の
ローブにはZweiモードがなかったこと。
 デザイン的にアリカの蒼天のローブVer.1.5に似通った部分があった
ので、やってくれるんじゃないかと思ってたんですが・・・、残念。

 でもまあ、全体としては概ね満足な出来であったと、個人的(*2)
には思います。ラスト(エピローグ)も、ちゃんと未来に向けた希望が
見えるし。
 メディアというか、どういう公開形態が採られるのかはまだまだ不明
ですが、一応、次作(*3)も動き出しているようですし、もう少し楽しめそう
ですよ。
 これを観れば、今回初回限定版に「舞-HiME☆Destiny」のドラマCD
が付くのも、まあ、納得できなくもないかな、と。

 付録フィギュアの方もサプライズあり(*4)で、ファンなら買って損はない
と思いますよ。
////////////////////////////////////////////////////////////
  *1:これをもって、即HiMEと乙HiMEが直接繋がった、というものではなく、モチーフ
    として活用しているレベルのもの。
  *2:某・匿名掲示板などでは、「ファンの目から見て」という部分を差し引いても
    気持ち悪いというか不気味に思うぐらい、作品(というよりも特定のキャラ)に悪意
    を持っている輩の書き込みがあったりするが。
  *3:事前に発表されていた(仮)タイトルから、これもやはり予想されていたが、TV
    本編から20年ほど(?)遡った過去が舞台のようで。短い映像でしたが、こちらも
    いろいろと仕掛けが施されていて、思わずスチルで確認し、「オ? コイツは
    もしかしてあいつか?」と思わせる箇所が多々あり。
  *4:ネット通販サイトなどではフィギュアが付くということしか告知されておらず、公式
    サイトにいたってはそれすらも告知されてなかったりする。販売元のバンダイ
    ビジュアルにメールで問い合わせたという人発のネット情報で、ニナ(海神の
    ローブVer.)が付くという情報までは発売前に確定したんだが、実際にはそこから
    更に +α があって、多分(フィギュアそのものを不要と考えているのでなければ)
    これに文句を言う奴はいないんじゃないかと。