機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

家庭崩壊

2008年06月29日 | チルドレン
どうもです。

 「絶対可憐チルドレン」第13話。学校の課題で家族について作文を書く
ことになったことをきっかけに、薫がノーマル(非エスパー)の家族との
距離を感じていたことに向き合う話・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんですが。

 個人的には「あ~あ、やっちゃったよ・・・」って感じですかね。案の定、
母ちゃんはボディコンワンピース(←死語)で神通棍を振り回ているし、
姉ちゃんは幽霊役をやって「死んでも生きられます!」とか言っちゃうし。
 あげく、“前口上”の「極楽にいかせてあげるわ!」には(ネガティブな
方向に)トドメを刺されてしまいました。

 後半の“戦闘シーン”も、エスパーの事件への絡ませ方は良かった
とは思うんですが(絡んでなかったらただのストーカーだ)、“戦闘”自体
がおざなりだし、中途半端にコメディ描写が入ることで、中盤のシリアス
な、薫の心情吐露のシーンが浮いてしまっているように感じるんですが。

 癇癪をおこして家を飛び出した薫の前に、兵部京介が現れてパンドラ
への“勧誘”をする訳ですが、エスパーの予知によって“判明”している
未来が前振りとして出てきてない以上、兵部の言動は「ロリコン(*1)」で、
薫がパンドラに参加したら「自分の妹してやる(*1)」ことを目的にしている
ようにしか見えないですよね、誤解されるようなもへったくれもなく。


 あの場で確保された「カメラ小僧」たちって、釈放されたら全部「普通の
人々」に入っちゃうんじゃないですかね(笑)、あれだけエスパーの怖さを
見せつけられたら。
 薫がやったことって結局“私刑”だし(*2)。

 今回が薫で、来週が紫穂の家族エピソード(*3)。3人の中では、一番
シリアスというか(原作でも)コメディのシーンが少ないというか、「自分
の娘がエスパーである」という現実に真正面から対峙している話なので、
楽しみにしておこうかと。逆に、その辺をまた中途半端なパロ&コメディ
で混ぜっ返されたら、本気で挫けそうです(苦笑)。

0622 F● 5-3    .661 ① -6.5(*4)
0628 S● 7-2    .667 ① -7.0
0629 S○ 4-9    .657 ① -6.5
////////////////////////////////////////////////////////////
  *1:ともに兵部のペットのモモンガ(当然エスパー)桃太郎【CV:釘宮理恵】の台詞。
    これに対して兵部が「誤解されるようなことを言うんじゃない!」とケンカになる訳
    ですが、アニメ版の兵部のキャラ的には別の誤解でなくてもというか、本音を
    指摘されて怒ってるということにしてもいいんじゃないかと思ったり。
  *2:まあ10歳の女の子に感情の抑制とか、法治の原則を理解しろとか求めるのも
    無茶な話なんだけど。
  *3:ということは、再来週は葵の家族ネタということなんでしょうかね。コメリカ(笑)の
    特務エスパー、ケンは絡んでくるのかな?
  *4:昨年の交流戦順位が適用されるため初優勝は逃したものの、勝敗数ではソフト
    バンクに並んで同率首位だったことだし、まあ上々出来と言っていいんじゃない
    かと。優勝していればセ・リーグチームで初(つまり今年も含めた4年間、優勝
    しているのはパ・リーグチームばかり)だったんだけどね・・・。



前途遼遠

2008年06月22日 | チルドレン
どうもです。

 「絶対可憐チルドレン」第12話。自分はいつも損な役回りで、他の二人
ばかりが巧く立ち回ってることにイライラを募らせていた葵に、首相から
の要請で単独(=皆本と二人きり)任務が入って・・・・、という話。
 アメリカ → コメリカだから、ロビエトってやっぱりソビエトなんでしょう
ね。原作だと(政府間の連絡不備で結果として)領空侵犯をしただけ
なんだけど、アニメだと国際会議での日本政府の活動を妨害をする
ため、軍を動かしたことになっているのはちょっとどうかとは思いました。
流石にロビエト政府が、ではなく、いち反乱将校が起こしたこととはいえ。
 その反乱将校のキャラも、名前がピロシキスキーだったり、セリフが
「この者たちを投獄しろウォッカ」とか「会議が成功裏に終わると困る国
があるんでキャビア」とか、語尾に変なクセ(?)があったりと、中途半端
にギャグが入ってるし。この辺、もう少し真面目に(笑)やっても良かった
んじゃないですかね。             バ ン ク
 今回は他の二人がいないから、いつもの《解禁》シーンはなかったん
だけど、それでも前口上(?)は入ってるし(*1)。

 それ以外はオチも含めておおむね原作通りだったですね。それプラス
学校の先生の「(薫と紫穂は手がかかるけれど)手がかかるほど可愛い
面もある」という台詞に葵がちょっと傷ついてしまって、この後、二人
に対して不満を爆発させるきっかけを巧く作り出していたり、途中休憩
に入る理由とか実に「おんなの子」らしくて(笑)いい感じだったんでは
ないかと。

 “国際会議の成否を左右する大切なもの”の輸送をB.A.B.E.L.に要請
する首相ですが、原作とのタイムラグもあって、キャラが変更されるでは
ないかという予測がネットなどでもありましたが、これも原作通りでした。
声色や物言い(*2)もそれっぽくなっていたけど、さすがに「感動した!!」
とは言ったりしませんでしたね。ちょっと残念(笑)。

 最後に舞台が学校に戻って、前半の先生の台詞を巧くフォローして
あったり、改変部分も含めて(我侭な原作ファン(ヲイ)にとって)一番
不満の少ない回だったかも知れないです。

 次回、薫の家族が登場する訳で、原作者の日記ブログで既にネタバレ
しているのでサブタイトルに「ゴクラク大作戦!(*3)」と入る理由も判るん
ですが、まさか母ちゃんが神通棍を振り回したり、姉ちゃんが幽体離脱
したりはしないですよね? いくら原作者がアニメのオリジナル部分に
ある程度アイデア出しをしてる(*4)とは言っても、そういうのだけは止めて
おいて欲しいです。

0621 F○ 0-4    .656 ① -6.5
////////////////////////////////////////////////////////////
  *1:一応、今回は皆本に「・・・・一人でもやるんだ」と、ツッコミを入れさせてるけれど。
    その代わり(?)「本気の君(=葵)のテレポートに追いつけるものは地球上に存在
    しない」って台詞が無くなっているのは残念でなりません。
  *2:他で出演しているキャラと兼ね役だったのか、EDのキャストクレジットでは首相役
    の声優さんが誰なのかは判りませんでしたが。
  *3:もしかして、アニメでこのタイトルが出るのって、前作含めても初めて?
  *4:作者の日記ブログより。第10話の「海のトリトン」ネタが椎名氏本人のアイデアだと
    知った時、ちょっと orz となってしまいました。



四月連続

2008年06月19日 | チルドレン
どうもです。

    
 昼飯を食べに出たついでに『・・・・ジャパネスク』他と一緒に買って
きました。今回のアニメ化の流れに乗ったプロモーションの一環だったん
でしょうけど、

  3月:『絶対可憐チルドレン』コミック第12巻
  4月: 公式ガイド「絶対可憐チルドレン《解禁》ガイドブック」
  5月: 椎名高志短編集『(有)椎名大百貨店』
  6月:『絶対可憐チルドレン』コミック第13巻

・・・・とまあ、ちょっとした“椎名高志祭り”も今月でお開きということで。

 5月に出た短編集、休刊してしまった「ヤングマガジンアッパーズ」掲載
作品も収録されていて、かなり「お蔵出し」感が強めな本なんですけど、
小学館発刊誌に掲載されていた筈の「ウルトラマンネクサス」が、全く
スルーされていて、あと何よりも「“大”百貨店(*2)」ということで、今まで
の「椎名百貨店」と異なる版型になっていて、かなりがっかりでした。
 いや、大判になっているんだから文句いうな!とか言われたら確かに
その通りなんですけど、同じシリーズである以上はキチッと揃えておいて
欲しいのもまた事実で。

 まあ、そんなことは置いといて、買ってきた新刊コミックですが。
 アニメ第1話に合わせた、皆本が「ザ・チルドレン」の担当に就く前の
話が(途中までですが)載ってました。前任担当者など登場するキャラが
同じなだけで、ストーリー構成などはアニメとは全く違うし、週刊誌では
全く読んでないので、こんなところで引きにされたら次巻が待ち遠しくて
仕方がないんですけど(*3)?
 
0617 E● 5-4    .661 ① -7.5
0618 E● 8-1    .667 ① -7.5
////////////////////////////////////////////////////////////
  *1:一応「《解禁》ガイドブック」の方に1話だけ掲載されていて、これはこれで買った
    甲斐があったとは思ってますが、所詮1話だけだし。まだ暫くは“「テレビくん」を
    探して古本屋めぐりの旅”は終わりそうもないようです・・・・・orz
  *2:もしかして「大百科」と掛けてるつもりなのか? だとしたら、なおさらのこと
    「・・・ネクサス」を入れておいて欲しかったんだが。
  *3:やはりアニメ最終話に合わせる予定の“暫定最終回”を、現在サンデー本誌に
    連載中だとか。「ガッシュ!」の件とは全く関係なく(苦笑)週刊誌で読む気は全く
    ないので、早くこの辺りも単行本化してほしい。


露天風呂

2008年06月15日 | チルドレン
どうもです。

 「絶対可憐チルドレン」第11話。B.A.B.E.L.の慰安旅行で温泉に行く
話。一応、原作にもこれに沿ったエピソードがあるにはあるんですが。
・・・・・・・・・・・・何と言うか、アニメ版は基本的にコメディ路線で突っ走る
ってことなんでしょうかね。

 コメリカ(*1)の特務エスパー、ケンとメアリーが追ってきたのは
グリシャム大佐ではなくて、変な性癖(?)の犯罪エスパーだったり(*2)、
そいつらを捕まえるための“戦闘シーン”がかなりおざなり(まあキャラ
の心情としては、テンションの上げようがないシチュエーションではある
けれど)だったりとか、原作の良いところをことごとくすっ飛ばしてる
気がするんですが。

 慰安旅行に連れて行ってもらえなかった九具津に、兵部京介が
“勧誘”しに来たりして、初期の設定変更に対するフォロー(?)が
入っていたことぐらいですかねェ、今回の“良かった”は。

 椎名氏のブログを見ると、グリシャム大佐の話は後々ちゃんと予定
しているみたいなので、今回はケンとメアリーの「顔見せ」だと思えば、
腹も立たないかな、と。


ところで。

 CMで少年サンデー50周年とかやってますけど、なんかゴタゴタして
いて微妙な気持ちになりますね。ネットを巡っていると、虚実取り混ぜて
色々な情報が飛び交ってますが。
 「金色のガッシュ!!」がアニメ化される際に「・・・・ガッシュベル!!」と
なったのは、著作権的な面で小学館側の思惑があったとかなかった
とか。だとしたら「ガンバ! Fly High」が「ガンバリスト駿」になったり、
「モンキーターン」が「モンキーターンV」になったりしたのも同様の理由
なんでしょうか。
 まあ「ぱにぽに」や「スケッチブック」のような例もありますから、
サンデー編集部だけが“悪徳”な訳ではないのかも知れませんし、
そもそも別の理由があるのかも知れませんが。


0609 Bu●4-1    .684 ① -7.5
0611 L● 6-4    .690 ① -8.5
0612 L○ 3-6    .678 ① -8.5
0614 M○ 6-10   .667 ① -8.5
0615 M○ 9-10   .656 ① -7.5(*3)
////////////////////////////////////////////////////////////
  *1:名前を変えて直接的な表現を避ける必要は特にないように思えるんですが、
    要するにアメリカ合衆国のことですな。
    原作だと、他にも「マッキー&マニーキャットのデジャブーランド」とか出てくるし。
    こっちはそのまま描くと、さすがに訴訟沙汰になるから仕様がないことではある
    し、巧く変えてあると思うんだけど。
  *2:こんな一発やられキャラに伊藤静を使うとか、なんて贅沢なアニメ作品なのか
    と(苦笑)。しかし、それにしても「ハヤテ」から引き続きの声優がどんどん増える    
    なぁ。もしかして、別のメインキャラに配役が決まっていてスタジオ入りはしていた
    ところ、今回は別に出番もないからガヤ的に出ることになったとか?
    準レギュラー級で残っているのって、蕾見管理官と末摘花枝と「ザ・ハウンド」
    の初音くらいだが。管理官:伊藤静、花枝:植田佳奈とか良いかも。花枝はぜひ
    郷里大輔あたりとダブルキャストで(笑)。
  *3:今季初の敵地で全敗&3連敗(涙)。やはりロッテは鬼門だ・・・・orz



釜中之魚

2008年06月08日 | チルドレン
どうもです。

 「絶対可憐チルドレン」第10話。原作で言えば、前回までで兵部少佐に
かけられた催眠攻撃のために、薫たちが大人に見えてしまって大変!
の後編。
 アニメだと先週の段階で催眠が解けてしまっているので、今回どうする
んだろう?とか思ってたんですが、解けたと思っていたのが実は解けて
なくて、皆本が特定のキーワードを声に出して言うことで、再び催眠状態
に陥ってしまうとのことのようで。キーワードとかモノとか、言ったり見聞き
したりすることがトリガーになって発動するというのは、いかにもな感じで
巧く処理できてるんじゃないかと思いました。

 一応この作品世界内の(疑似科学的)説明として、催眠(ヒュプノ)と
いうのは、かける相手の脳内分泌物質をESPでコントロールすることで、
相手が受け取るイメージを自分のコントロール下に置く(ため、運動する
などして代謝を早めることで早く解ける)と、それらしく説明されている
んですが、今回の場合、一旦は解けたものが再び、ということではなく、
解けたように感じることも含めた複合プログラム(のようなもの)になって
いたということなんでしょうかね。脳内物質の残量で計測したであろう
残り時間をどうやって偽装するのかまではちょっと想像がつかないですけど。

 あと、あからさまな尺稼ぎ(笑)のワンダバは、それ自体は悪くないん
ですが、ちょっとくど過ぎたんじゃなかろうかと。今回登場の特殊潜航艇
〈バベルⅡ〉って今後、使われる機会があるんだろうか(*1)?

 逆に、毎回使われる名乗りシーン直前のバンクシーン、前後の状態を
無視していつもバベルの制服なのはなんとかならんものでしょうか。
 スタッフ側の製作態勢がどういうものかはよく知りませんが、デジタル
化されたものだと、動きやポーズはそのままに服だけを変更したり、
人数を増減させたり、けっこう融通が利く(*2)と思うんですが。

 あと変にパロディ(*3)を入れる必要はないんじゃないかと。「ハヤテ・・・」
辺りとは、笑いのツボというか、ウケどころが違うと思うし、(「ハヤテ」に
続けて観ている視聴者が多いとしても)同じやり口がウケるとは限らない
わけで。

0607 H● 3-2    .673 ① -6.5(*4)
0608 Bu●4-3    .679 ① -7.5
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  *1:一話限りのためにメカをデザインするだけなら良くあることとは思うけれど、作り
    起こしたCGとか長尺の発進シークエンスとか、拘りを感じる(笑)台詞回しとか。
    それらに比べてあまりにぞんざいな(艇内オペレータなどのゲスト)キャラ作画
    とか、力のかけどころにズレを感じるんですが。
  *2:製作スタジオが違うから単純に比較する訳にはいかないけれど、ここで引き合い
    に出しているのは、ぶっちゃけ「おじゃ魔女どれみ」シリーズの変身シーンや魔法
    のシーンでの処理のこと。
  *3:今回ので言えば、これまた何の脈絡もなしに(せいぜい海つながり?)薫たちが
    イルカに乗ってオリハルコン製の短剣を振り回したり、(多分)サンバルカンの
    名乗りポーズ(爆煙つき)を潜航艇の指令室でやったり。それがイメージ(=妄想)
    ではなく、艇長に「煙を出すのはやめて」みたいなこと言われてるし。
  *4:ビジターゲームを五分、ホームゲームを2:1ぐらいの勝ち越しで来れているので
    2位との差も徐々に付いてきていて、少し安心して観れますな。試合前半で少々
    リードされていても、後半で逆転する局面も多く見られるし、抑えのJFKが安泰
    だし。