機動画報日誌 Mk-Ⅱ

英 浩史の日々徒然を記すブログ

ナルニア国物語 ○

2006年04月01日 | 映画
どうもです。

 今日は映画の日でしたが、土曜日で、NEWSにメンバーが集まる
日だし、2月の時もチケット売り場がメチャ込みだったし、それ以上
に、春休みで人が多かろうと思い、朝一番から深夜最終までという
のは止め、2本に絞って観てきました。もう一本は『星の鼓動は愛』
(4回目(笑))です。

 で、『ナルニア・・・』ですが。原作自体は50年以上前からある
ものらしいんですが、読んだ記憶がありません(それなりに本好きな
ガキだったんだけどなァ)。なので、先入観のようなものなしに
観られたかとは思いますが・・・。
 日常/非日常の扉をくぐって異世界に入ってしまった主人公(達)が
その世界の予言にある救世主として祭り上げられ、世界を巡る争い
に巻き込まれ、戸惑いつつも使命を果たし、最終的にその世界の王
となる、と書けば、どれだけの物語が該当するんだってくらいに
オーソドックスな(*1)ストーリーですな。
 「おとぎ話」な部分が多分にあるにせよ、弟クンがヘタレ過ぎです。
魔女のうわべに惑わされていたとはいえ、お菓子欲しさに兄妹たち
を売り渡しかけたり、正義感の発露とはいえ結局秘密を漏らして
しまって、庇おうとした相手にすら呆れられたり。弟クンが魔女の
下に走ってしまうのは確かに兄姉への反発心で、彼らの弟クンに
対する接し方も拙かったかも知れないけど、兄妹たちのピンチは
全部弟クンの所為だし。
 後半で弟クンが(アスランの犠牲の上に)兄と和解し、兄と共に
戦い、魔女と一騎打ちの末に大怪我をしても、末妹がサンタクロース
から貰った薬があるから、死ぬことはないだろうなと怪我した直後
から思ってしまったし(笑)。
 アスランの犠牲の制約もちょっとご都合主義っぽかったし、最後
に魔女との決着つけるのもアスランじゃなくて、長兄の方がいい
ような気もするんだけど、「世界の構成を左右しうる神」的存在
同士が雌雄を決し、その後を人間たちの統治に委ねる、みたいな
流なんでしょうか。〈神話〉が終わり〈歴史〉が始まる、みたいな。
 

 前々から漠然と思っていて、今回『ナルニア・・・』と比べること
ではっきりと確信できたんですが、ガンダムファンって行儀が良い
ですね。もっと広い枠組みで考えてアニメファン全般とみた方が
いいのかも知れないけれど、『ナルニア』とか、映画本編が終わって
エンディングのスタッフロールが始まった途端に立ち上がる人が
いかに多いことか。本作みたいにエンディングの途中とか後に入る
エピローグがある場合、それを観ないで帰っちゃうのって、すごく
もったいない気がするんですが。
 Z3を三回(*2)観ていて、ホールの電気がつく前に立ち上がった
人がトータルでも一桁ぐらいしかいませんでしたよ。

0331:S○3-4 .000 / 0401:S○3-4 .000(ヲイヲイ)
////////////////////////////////////////////////////////////
  *1:よくよく考えれば『リーンの翼』もそうだなァ。今月末にリリースが開始
    される新シリーズは、さしずめピーター王が現実世界に帰りたいばかりに
    起こした戦の果てに亜人間の軍団ごと現実世界に迷い出てしまったような
    もの?
  *2:まあ最初の1回は舞台挨拶アリだったので、整理券まで貰って入ったのに、
    それを観ないで帰っちゃう人がいたらすごいと思うので、それは差し引いて
    考えても・・・ね。