タイムアタックミッション(*1)で自分に迫る成績を残したリクに、
ガチのバトルに応じるように迫るタイガーウルフ。師匠と弟子という
関係にありながらも対等のライバルと認めたうえでの《果たし状》
な訳で。
「勝負あったか・・・」からの「まだやる気か」とか、弱点の指摘と
それを自覚して既に対処していたりとか、必殺技を凌がれて
「何ィ!」とか「キミはまだ本気になったアイツを知らない」とか、
限界を超えてボロボロに倒れそうになるのを支えるとか。
この手のバトルエピソードにお決まりの展開や台詞回し(*2)には
いろいろな意味でニヤニヤしてしまうんですが、要はアレですな、
前回指摘していた《新技会得のための特訓エピソード》も兼ねて
いたようで。まあ前回のは今回登場する新技(*3)ではなく、トラン
ザム・インフィニティの方なんですけどね。
ブレイクデカールに似た特性があるとかゲームマスターが言って
いたはずだし、初めての時はサラの能力の上乗せがあってのこと
という可能性もあったんですが、次の回から普通に使っているし。
少なくとも、バグか否かの判別手順があっても良かったんではない
かと思う訳で。
自分の強さを見せつけつつも、必殺技には応用がある(*4)という
ことを教えるタイガーと、それに応えて新技のヒントに気付くリク
と。自分が勝つまで挑戦を諦めない似たもの同士なところ以上に、
良い師弟関係ですな。
新技の過負荷で動けなくなったダブルオースカイに、トドメの蹴り
を入れる大人げなさというのは、あくまでモモやユッキー、コーイチ
たちの視点であって、自分の強さを極めようとするタイガーウルフ
がああするであろうことはマギーやシャフリには想定の範囲内で
あったんではなかろうかと思われ。
何と言うか《自分の強さを極めたいコドモ》に、大人が「大人げ
ない」と言っても仕方がないでしょ?というところか(笑)。
シャフリと言えば。今回のバトルで彼も触発されたようで、次回
以降、シェヘラザードも強化モデルが出てくるんでしょうかね(*5)。
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*1:歴代ガンダムをザコ扱いしていることに今更どうこう言う心算はないです
けど、どうせやるなら、もうちょっと再現性に拘って欲しかったかな、と。
まあ、キャラ絵でもけっこう厳しいカット(今回で言えばプールで戯れる
三人娘&モルちゃんの距離感とか)があったりするし、制作現場的には
かなりギリギリカツカツなのかも知れませんが。
*2:「簡単には飛び越えさせねえ。砕かせもしねえ。俺は高くて分厚い壁だ」と
いうのはあまり聞かないパターンで、今作品のオリジナルだったりする?
*3:最後に名称変更の画面が開いていたから、リク達で自由に命名できる
ようで。さしずめ「インフィニット・ソード(とかサーベルとか?)」にでもなる
んでしょうかね。
*4:『ライジング・サンダー』ではなく『雷神サンダー』なのね。それにしても
ジーエンアルトロンのプラモの発売が遅かったのは、この真・必殺技の
ネタバレを防ぐためだったりするんでしょうかね?
*5:新OPのタイガーとのバトルシーン、トレミーのパーツを使ったクローアーム
ユニットっぽい?のがこれに当たる?
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