私は準備しなくてはならない
死にゆくことを
この死にゆくことへの理解
死は恐れるものではなく
永遠への入り口なのだと
そのことを理解し
一個の人間として死に対峙し
死を自然なものとして受け入れるべく成熟してゆくこと
そのことが人生の後半の課題
人生への大いなる知恵だ
心の眼を開きありのままの
自己を認識するために我々は生きてゆくのだ
・・・
しかしながら人生の後半に我々は再び冒険に出るのだ
これは他社との戦いでなく自らの無意識との戦いに
その旅で自我を成熟させ自己実現してゆくことが
人間の円熟期における目的である
それを助けるものが結合の神秘であり
東洋の知を西洋の知に照らし合わせて理解することなのである
世界を『知り』心が自然界の『意味』へと開かれた時 我々は死が再生への入り口だと認識し・・・
この世は共時性に満ちている
そのことに気づく時
森羅万象に『意味』が満ちていることに我々は気づく
共時性の理解はそのまま我々の世界の理解である
共時性へ扉が開かれた時 我々はこの広大な宇宙の隅々にまで『自己』が満ちていると
世界はそのまま『大いなる自己』の体現であると
畏れや喜びとともに知るであろう
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死は恐れるものではなく 永遠への入り口なのだと