夏ぐらいにふと掌をみて、妙に気になった線。
中指の下に伸びる線が濃くなっている。
ネットで調べると、土星丘のスクエアとある。
突発的な事故などで、九死に一生を得るような経験をすると書いてある。
はて?なんのことだろうと思って忘れていたら、お盆に実家に帰った時からそれは始まっていることに気付いた。
お盆の恒例行事。
13日の朝にご先祖様を迎えに行くのがうちの習わし。
うちのお墓は山の中にあるけれど、お墓にいく途中に普段は流れていない川がある。
普段は何事もなくたどり着けるのに、前日の大雨で茶色く濁った川の水が行く手を遮っていた。
私は長靴を履いている。すぐそこにはお墓がある。
長靴だったら渡れるだろうか?水深はそんなにありそうもない。
少し考えていたら、後ろから姉がきていて長靴を持ってこなかったと言った。
これって渡ると危ないって教えてくれているのかな。
前方の川の流れに沿って左側をみると、山の上の方から流れてきた濁流に勢いがあるのがわかる。
もしこのまま渡って長靴に水が入り、水の勢いで流されたらどうなるだろうか?
私は毎年恒例の行事を諦めることにした。