私が天国で会う人達は・・・
私が死んだら自分が飼っていたペット達に会わせて下さいと神様にお願いしている。そして私より先に逝ってしまった家族達にも。
本編の主人公エディは女の子を助けたせいで亡くなってしまった。そして天国で自分に関係していた五人の人物に出会うことになる。エディが幼いころの不注意のせいで亡くなってしまった人、エディの命を助けるために足を銃で撃った人、エディに許す気持ちを教えてくれた人、エディに愛を捧げた人、エディが火をつけたせいで亡くなってしまった少女の五人。自分の存在がちっぽけで生きている意義を見いだせなかったエディは、天国でやっと自分が生きてきたことに意味があることを知る。
間接的にしろ、直接的にしろ、誰かと誰かが繋がっている。一瞬通り過ぎる人もいれば、自分の人生に深く影響を及ぼす人もいる。また一瞬の出来事で人生が180度方向転換する人もいる。
朝の通勤時私の車の前を、後ろを振り向くこともせずに道路を横切って行った女子高校生。もし私がスピードを出していたり、横を向いていたりしたらどうなっていたのだろう。やっぱり生きていることがなんだか奇跡のように思える。