は行の日記

ははは、ふふふ、ほっほっほと笑って暮らせたら人生幸せです!

一閑張事前講習inとんとん

2012-07-20 18:11:44 | 草木染め

次回、8月の草木染め教室は一閑張を予定しています

以前、じじの家の襖や障子貼りでお世話になったkさんご夫妻のご協力の元、ハーモニールームで皆さんと楽しく作りたいと思い計画をしたのですが

私もやりた~い!という友が何人かいたので、kikiの予習も兼ねて、Kさんご夫妻にお越しいただきまして

餅屋「とんとん」さんで一閑張の事前講習会です

都合で来れなくなった人も居て、結局は、卯辰ちゃんとkikiが教わったんですが

恒例、まずはお茶から~

オヤジィお薦めのアイス ↑   しぼりたて牛乳に冷茶、きゅうりの浅漬け

元気づけが終わりましたので、さあ、頑張って一貫貼りです

卯辰ちゃんは100均の持ち手付きザル(写真を撮り損ねました)

kikiはやはり100均のサンバイザーを

まずは水に濡らす

平行して糊の準備を

今日は買ったのりですが、自分で小麦粉で作る時は、 ↑ こうしてだまがないように濾します

その糊に水を混ぜて、程よい濃さにします

Kさんが用意してくれた、↑ この紙を   見た  途端、目がうっとり~ となる、卯辰と   kiki 

反故紙(ほごがみ)というのだそうで、ネットで検索すると ↓ 

ほご‐がみ【反故紙・反古紙】-日本国語大辞典

〔名〕書画などをかいて不用になった紙。いらなくなった紙。くず紙。ほご。
 
昔の手すき和紙で、丈夫なのだそうです
ネットオークションなんかでも売っているようですね
 
昔の紙なので、もちろんだんだん少なくなっていて貴重なもの?
 
じじの家の物置に、虫が喰ったようなこんな紙を束ねたものがあったような・・・・・・
 
捨てられちゃったかな?
 
古の紙を手にして、もう嬉しくて堪らない卯辰ちゃんとkiki
 
昔の人が手にした物を、時を経て、私たちが今、手にしているだけでも嬉しいのですが、それをこうして手作業で何かに作り変える
 
こんなことが楽しくてうれしくて仕方ありません (*^。^*)
 
Kさんにそれが伝わったようで「卯辰さんは本当に好きみたいだね。表具屋の仕事が出来そうだ」と笑っています
 
 大正の文字が見えるから、大正時代のものでしょうか?
 
 
 
 
これを水で濡らして、破くと裂け目の繊維が残って糊が付きやすくなる
 
             ↓ こんな道具を見るのも楽しいです
 
 
まずは、                      ↑ 反故紙(裏)を上に置いて、その上に刷毛で糊を塗る
 
それでサンバイザーの端を張って行く 
 
端が終わったら中へと
 
 
Kさんが ↑ 藍染めの和紙を出してくださいました
 
「kikiさん、これでベルト部分を張ると面白いかも」と
 
次に、文字の大き目の反故紙で、バイザー部分にインパクトを付けてみましょうか
 
 
こんな風に斜めに貼ったら・・・・・と言うと、Kさんが切りたい形に筆で水を付けてくださいました
 
 
「凶の字が・・・・」とKさん奥様が心配してくれましたが
 
いいのよ、いいのよ、kikiは「凶」には慣れっこよ~  今年浅草寺でも「凶」引いたしさ(笑)
 
 
どうよ! どうよ!!
 
 
これ、乾いたら柿渋液を塗ります
 
カッコイイサンバイザーになりそうですね
 
今日はここまで、糊をゆっくり乾かして、次回 またのお楽しみに~
 
 
とんとんおかあちゃんが「あるものでご飯を食べて行きましょ!」と
 
あまりに楽しくて、気が付けば12時を回っています
 
8人で地野菜たっぷりのおかあちゃんお料理(とってもお料理がお上手です)を
 
ワイワイ言いながらいただきました
 
「昔はこのくらいの大所帯どこにもあったけど、今はどこの家も小人数だもんね」
 
「ちょっとつもいでそっちよっとくれや」「つもいって?」・・・・・・・県外から長野県へIターンされた方には
 
「つもい」の意味が分からないようです
 
我々は「つもい」が方言だとは知らなかったし(笑)
 
「つもい」はきついとか窮屈の意味です「この靴つもい」とか言います
 
とんとんさんにはいろんな人が集まって来ます
 
初めて顔を合わせた方も、見たことはあってもお名前を知らない方も・・・・・
 
「この人は誰々で・・・」とか、オヤジィもおかあちゃんも紹介なんてしてくれません
 
互いに自己紹介もしません(笑)
 
みんなで同じ食卓を囲んで、10年来の友のように話をするのですよ
 
 
朝、車から降りたら足元に四葉のクローバーがありました
 
お茶を飲みながら写真を撮っていると
 
オヤジィが「そんなもんとって何にするだい?」
 
「だって四葉のクローバーだからいい事あるかと思って・・・・」
 
「へっ、んなもの、どこにでもいっぱいあるじ・・・」と(笑)
 
 
確かに・・・・・とんとんさんの回りには、小さなしあわせ  が、いつもいっぱい転がっているような気がします
 
分かってるのかな? ( 一一) オヤジィは
 
ここに来る人は、いつもそんな温かい気持ちにさせてもらっているんだってことを