今年、初めての草木染教室の日
まずは、恒例、お茶から~
ご利用者さんお手製の干し柿と、浅漬けが美味しいです
お茶を飲んだ後は、みなさん慣れたもので、椅子の背を相手に毛糸をかせにしています
言語障害の方は「上手くしゃべれないけど、ここに来ると楽しい」と言いながら巻いています
それを聞いていた全盲のTさんが「あんたはしゃべれないくらいでちょうどいい、それ以上しゃべったらうるさいよ」と
横に居た、いつも穏やかなHさんが「あんなこと言ってるけど、仲が良くていいコンビだよね」と笑っています
年代も、不自由なところもみなさん違いますが、何しろ良くしゃべって明るい
いつも大笑いです
そんなことばかりしているものですから、染め液に(今回はインド茜)浸す時間をいつも忘れて仕舞います
全盲のTさんの腕時計は音声で時間を知らせてくれるので「20分たったらわかるように設定しておいたから」と頼もしい限り(笑)
⇒ 茜の染液
⇒ みょうばんの媒染
毛糸でも種類が違うと染まる色も違いますね タンパク処理をしていない木綿もピンクに染まります
前回、汚い茶に染まって気に入らなかったTさん、その木綿の布 ↑ に茜を重ね染めしました
小豆色に染まって、目の見えないTさんに、みんなが「今度は良い色に染まっているよ~」と
「ちょっとムラになっちゃったかな・・・」とkikiが言うと
「裂いて、織るから、ムラがあった方が深みが出る」とTさん
毛糸を染めた方は、このピンクを経糸にして他の草木染めの糸を緯糸にして織って、バッグに仕立てると
みなさん、作りたいモノの構想が頭に中にあるようです
こうした講座は活気があっていいですね
今日も元気をもらって帰って来ました
kikiが染めた3種
藍の生葉染めで水色のムラに染まっていた、長じゅばん地を絞り染めにしたらきれいな紫に
半襟用の孔雀の白の絹は艶やかなサーモンピンクに
毛糸は渋めのサーモンピンクに染まっています
これは、でかショルダーのチラッと見える2枚目のフタに
半襟にするには艶やか過ぎる、これは何にしましょう?
毛糸はkikiが好きな色なんですが、↑ これしか無いので
これで何が出来るのか・・・・・考え中!
みなさんに負けないように、kikiもモノにしますよ~!!