眩暈はそんなでもなくなりました
もうこれがいつものkikiなのだと
あまり気にしないことにしました(そうでないとただただ寝てしまうので)
ここの所、お仕事で「認知症サポーター養成講座」に出かけることが多い
養成講座の前半部分「認知症の理解」は保健師さんが分かりやすく話してくれる
kikiが担当するのは、後半の「本人の気持ちとか介護家族の気持ちの理解」の部分
「母を思う」私のパワーポイントに、保健師さんが素敵な見出しを付けてくれました
パワーポイントの資料は、前に何度もしているので出来ているのですが
その時の対象者に合わせて若干内容を変えている
今回は昨年に引き続き、同地区での2度目の講座だったため
少し使う写真や内容を変えようと・・・・・・昔のかめちゃんの介護日記「ゆっくりとね」を
読み返した・・・・・・・・・これがいけなかった (;一_一)
ああ、あんなことがあった・・・
こんなこともあった・・・・と
随分な時間をかけて読んでしまった
こんな風なかめちゃんの写真を使って説明する ↑
これはいつも母がトイレに行こうとすると左へ歩いて行く写真
トイレは右の奥なのに・・・・・・
左には離れがあって、昔そこにトイレがあったのだという話
誰でも理由があって、その行動がある・・・・それは認知症があっても同じという話
かめちゃん語録の話しもした(以下日記より)
①今朝は大粒の雪が舞い降りるように降っていました。
それを見て私が「今日は雪だね」と言うと。
かめちゃん「今日は雪じゃないさ。今日も!雪だよ」
②編み物をする私の手を見て「ごつい指だなぁ」と(笑)
そして自分の手も見て「私も節が高くってね・・」と。
そこで私「かめちゃんから生まれたから、似てても仕方ないねぇ・・・」と言うと・・・・
ポカン とした顔したかめちゃんが、「私はお前を産んでない!!」
その他、ジョンレノンと一緒に活動していたこともあって
彼は奥さん思いのなかなかいい人だと言った話や
真夜中に外に出て行って、庭にある椅子に座っているので
なんでそんな所に座っているだ?と聞いたら
そこに椅子があるからと哲学的な返事が返って来た話し・・・
サポーター講座は地域の住民のみなさんが聞いてくれる話しですので
あまり気持ちが重くなるような話はしないようにしています
どこへ行っても必ずする話は
黒豆の豆蒔きに畑へ行って・・・・・という話
興味のある方は ⇒ 黒豆の種蒔き ポチっと押してどうぞ
この話しには続きがあって
また行くという母に「寒いし面倒だからやめようよ」と言ったら
返って来たことばが「私一人が楽をしていて、とおちゃん一人に苦労させていては申し訳ない」と
蒔く豆の数は忘れても、相手を思いやる気持ちはずっと残っているというオチになります(笑)
そこから更に話は続き
玄関前のコンテナに座っている姿のかめちゃん三様
雨の日も晴れの日も曇りの日も、ここに座って父が畑から帰って来るのを待ちます
もし、父を捜しに畑へ行ってしまって・・・
そこに父が居なかったら・・・・父を捜してもっと遠くの畑まで行ってしまうかもしれない
それを見た人は「認知症の人が徘徊している」と思うかもしれない・・・・
でも、誰だってただ歩き続けているのではない
私たちと同じように、目的があって行きたいところがあって歩いている
(TVで放映しているような)迷子になって探し出せなくなる前に、、、、、、、
お隣さん、ご近所さん、地域の力が必要です
認知症があってもなくても、住み慣れた地域で暮らし続けられる・・・
そんな地域つくりをみんなでしましょうで終わる
自分で作ったパワーポイントだけど・・・・
ちと物語が出来過ぎてるかなと最近思っている(何度も同じ話をしているので)
だけれども、夕方になると母がコンテナに座って父を待っていたのは事実だし
「とおちゃんの所に行く」と一人で歩いて行ってしまったのも事実だ
ただ畑まで行きつく途中で道の真ん中に潰れこんでしまって(体力、筋力が足りなくて)
近所のおじさんが軽トラックに乗せて連れ帰ってくれたり
母よりも1回りも上のおばあちゃんの三輪車の荷台につかまらせてもらって連れて来てもらったり
それも事実なんだよね
そんな風に地域の人のお世話になって暮らしていたんだと
ブログを読み返してみて、改めてありがたいなぁと感じている
母の介護日記をブログでつけ始めた時にはこんなことに(地域包括で働く)なるとは夢にも思っていなかった
ただ、ブログだから顔が分かる写真は載せない方が良いだろうと
★で加工するのも面倒だからと・・・・自ずと後ろ姿の写真が多くなった
今、そんなかめちゃんの後ろ姿の写真をみなさんに見てもらうと哀愁を・・・・・・感じるようで
昨日の講座でも「いい娘さんですね、良く介護をされましたね」とご年配の方が労ってくださいます
来週は郵便局で
8月には介護現場で働く方々の勉強会として、サポーター講座を行います
母が亡くなって4年以上が経ちますが、こうしてまだまだかめちゃんは近くにいるような気がします
ありがたいことです
「この方は誰ですか?」介護認定調査員さんの質問に
「私の母です」と私を指して言ったかめちゃん
「私が誰だかわかる?」と質問すると
「分かるさぁ・・・・・・おまえさぁ」と笑っていた母の顔が思い出されます
余談
昨日の9時から講座が始まるのに、新しいパワーポイントが出来上がったのは
昨日の7時だった (;一_一)
もちろん、一度してみる時間はない
大体のシュミレーションだけしてみて出かけた
いつも直前でないとできない・・・こんな私を見て
「お前、そんなことじゃいけない」と怒っているでしょうね、かめちゃん
おまけ
笑っちゃいましたのカテゴリーに出て来る
きんかん湯の話し ← ポチっとどうぞ
クスッと笑っているかめちゃんが見える様です(笑)
今日のブログ、さだまさしさんの「はかぼんさん」がなかなか読み進まない話を書こうと思って始めたのに・・・・
何故か、かめちゃんの話しに(笑)
さださんが若い頃から好きだったkikiは
さださんのお話の進め方が大好きです
げらげら笑ってると思うと、ほろっと泣かされたり
号泣するような話なのに、読み終わるとクスッと笑っていたり
落語のオチのような最後があるお話が好きなんです
自分が書くブログも、(全く比べものにはなりませんが)どこか真似してるような気がします