廃異不思議探検隊/(SEASON2)

Wast different wonder expedition.(SEASON2)

清華寮FILE6 end

2013-06-02 17:30:00 | 廃墟Z
続き>>

 私が訪問した時、近隣に住むサラリーマンの男性と出会ったので、それとなくこの物件の事を尋ねてみたところ、偶然にも歴史的建造物や廃墟などが好きな方だったので、火災当日大混雑した様子や屋内のこと等、大体の話しが聴けた。




 いよいよ屋上へ上がるが、こんな街中で、屋上に立つ事が出来るだろうか







 屋上に出た。







 ロビーから見た屋根だ。
 しかしここはこんな街中にある。







 しばらくすると周りのビルからの視線にも馴れて来て、快感になり、風が気持よくなる(笑)













 近隣にある拓殖大学も「台湾協会学校として、台湾開発のために貢献しうる人材の育成を目標に創立され、異なる生活様式の人々と共に生き、共生する同じ人間としての共通意識の上にたった視点をもつ人材、人種の色と地の境に差別なし、アジアへ世界へと羽ばたき、貢献できる真の国際人を育成している」との事なので、当該清華寮がこの地に建てられたのも何か関係があるのか?と思う..







 この建物を支えて来た柱







 建物北側
 
 建物を一周してみた。

 蔓類が壁面を覆っているが、歴史のある建物にはよく似合う。







 確か気功師の部屋だ。


 直ぐ隣に民家が接近しているので、話声が聞こえる。







 先述の 気功師養成塾、合気功治療院 のワゴン車が放置されている。

 落ち葉が積もっていて、歩く度にサクサクと音が出てしまう、落ち葉や小枝を踏む乾いた音は、意外と辺りに響くので、敵わない(笑)






「公示書、写真提供/残留農薬思念」

 2012年11月、建物が国有化となり、2013年3月21日、債務者に対し、引き渡し催告がされ、4月17日までに明け渡さないと、強制執行するとなっていた。


 ...結果は、ご想像にお任せ致します。


 撤収しよう。


 建物の外に出ると、ムワっとした暑い空気を感じた、蝉の声と小鳥の囀りがする。
 
 「ここ、東京だっけ?..。 戦後のドサクサで、ここは、台湾人、中国人、日本人が住む、陸の孤島、小さな集落になったんだな..。」


 私は、門を出て、雑草が生えて獣道の様になってしまった通路を歩きながら、もう二度とここへは来られない様な気がした...。
2010/08/29キムラ、ハヤト

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2 コメント

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Unknown (海野 兼義)
2013-09-20 16:19:17
写真を全て拝見させて頂きました。公示書内容も見ましたが公示書道理に従わないで住んでいた人がいた形跡が写真上で確認出来ました。このページのトップ写真の窓ガラスの割れた写真の間からテレビアンテナが見えましたがVHF用でマスプロか第一電波のテレビアンテナと考えられます。もっとドアップ写真が有れば100%確認出来ます。
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Unknown (キャプテンハヤト)
2013-09-22 20:45:23
海野 兼義さん
火災後も住んでいた輩がいた様です。
九龍城の様ですね。
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