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机があったので、引き出しの中を確認してみたところ、請求書の束があった。
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それには”元祖 巻○焼”と明記してあった。
ドライブインか食事処だったのか!?
住所を見ると現在の「○○市」ではなく「駿東郡○○町」と記載されている、当地がこう呼ばれていたのは、1970年頃までなので、41年前頃の請求書だ。相当古い廃墟だ!
請求書をめくって行くと、ペーパー上に黒い小さなナメクジみたいな虫達がくっ付いている、よく見てみようと思ったら、ササッ!と素早く動いた「きもちわるっw!」
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明細を見てみると、メニューは、頼朝に因んだ名前が多い。
ファンタが70円、ビールが250円だった時代だ。
ここは、炉端焼屋だ!
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日付を見ると、なんと昭和49年!今から(訪問時)37年前だ!
店舗系で、よくこんな古い廃墟が残っていたものだ。早く部屋を見てみたい!
受付を乗り越え、側のドアを開ける「ガッ、ギギィ~」
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私「ぅゎぁ」
B「ぅゎぁ」
このドアを開けたのは、何年ぶりなのか、何十年ぶりなのか?
湿気た黴臭い空気が出て来た。
小ぶりな囲炉裏がある。
出入り口からいきなり床が抜けていた、かなり傷んでいる。
この客室は6畳ほどで狭い。もう部屋はぼろぼろだ。
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炭を掴むトングが沢山ある。
そんなに錆びていない、あまり使う機会がなかったのか(苦)
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便所があった、外観は水洗の様だが”ボットン”だった。
上に大きなスパイダーがいる。
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ここはなんだろう、おそらく炭を熾す場所だろう。
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この座敷は、少し広い。
メインの団体客用だろう。
B「この座敷もかなりの傷みようだね~。昔はそれでもお客さんが入ったんだら。しかしさっきから雨が強くなって来たね、凄い雰囲気。。」
私「ここはバブル以前の物件で、おそらくバブル前に廃業してるんじゃないですかね..古過ぎて分かりませんが、さっき水道関係の部品やホースがありましたよね、廃業後、水道屋の倉庫になっていたのかもしれません。 雨が本降りになって来ましたよねー。」
抜けた天井から、雨漏りが”ャc ャc ャcャcッ”と畳に落ちる音がしている。
かなりの雰囲気だ。
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風呂場があった。
廃屋系で、風呂場と便所は、何だかやな感じがする。
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B「こっちは、あ、この廊下は、土間から入って来る正規の通路だね。」
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囲炉裏は、そんなに大きくない。
何だか古井戸みたいだ。
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ャbトが落ちている。
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天井が抜けているところから、風が吹き下ろして来る、その度にだらりと剥がれた天井板が”パタパタパタパタ”と音をさせながら揺れる。
B「ぅゎぁ」
私「ぅゎぁ..そろそろ撤収した方がいいですね。」
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外へ出ると雨がサーーっと降っており、植物がひらひら揺れていた。
B「ぅゎぁ」
私「ぅゎぁ」
私達は足早にこの廃墟を立ち去った。
*立地は、元々避暑地なので、辺鄙な場所にある、更に40年以上前となると尚更である。
当該敷地は、採石場だった様で、その現場事務所だった可能性が濃厚、採石が終わり、炉端焼屋に転用され、そして閉業、最後は水道屋?の倉庫となったと推察する。
物件としては、B級だが、40年物の廃店舗は珍しいし、相当な雰囲気がにじゅうまるだった。
2011/04/03
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机があったので、引き出しの中を確認してみたところ、請求書の束があった。
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それには”元祖 巻○焼”と明記してあった。
ドライブインか食事処だったのか!?
住所を見ると現在の「○○市」ではなく「駿東郡○○町」と記載されている、当地がこう呼ばれていたのは、1970年頃までなので、41年前頃の請求書だ。相当古い廃墟だ!
請求書をめくって行くと、ペーパー上に黒い小さなナメクジみたいな虫達がくっ付いている、よく見てみようと思ったら、ササッ!と素早く動いた「きもちわるっw!」
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明細を見てみると、メニューは、頼朝に因んだ名前が多い。
ファンタが70円、ビールが250円だった時代だ。
ここは、炉端焼屋だ!
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日付を見ると、なんと昭和49年!今から(訪問時)37年前だ!
店舗系で、よくこんな古い廃墟が残っていたものだ。早く部屋を見てみたい!
受付を乗り越え、側のドアを開ける「ガッ、ギギィ~」
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私「ぅゎぁ」
B「ぅゎぁ」
このドアを開けたのは、何年ぶりなのか、何十年ぶりなのか?
湿気た黴臭い空気が出て来た。
小ぶりな囲炉裏がある。
出入り口からいきなり床が抜けていた、かなり傷んでいる。
この客室は6畳ほどで狭い。もう部屋はぼろぼろだ。
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炭を掴むトングが沢山ある。
そんなに錆びていない、あまり使う機会がなかったのか(苦)
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便所があった、外観は水洗の様だが”ボットン”だった。
上に大きなスパイダーがいる。
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ここはなんだろう、おそらく炭を熾す場所だろう。
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この座敷は、少し広い。
メインの団体客用だろう。
B「この座敷もかなりの傷みようだね~。昔はそれでもお客さんが入ったんだら。しかしさっきから雨が強くなって来たね、凄い雰囲気。。」
私「ここはバブル以前の物件で、おそらくバブル前に廃業してるんじゃないですかね..古過ぎて分かりませんが、さっき水道関係の部品やホースがありましたよね、廃業後、水道屋の倉庫になっていたのかもしれません。 雨が本降りになって来ましたよねー。」
抜けた天井から、雨漏りが”ャc ャc ャcャcッ”と畳に落ちる音がしている。
かなりの雰囲気だ。
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風呂場があった。
廃屋系で、風呂場と便所は、何だかやな感じがする。
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B「こっちは、あ、この廊下は、土間から入って来る正規の通路だね。」
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囲炉裏は、そんなに大きくない。
何だか古井戸みたいだ。
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ャbトが落ちている。
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天井が抜けているところから、風が吹き下ろして来る、その度にだらりと剥がれた天井板が”パタパタパタパタ”と音をさせながら揺れる。
B「ぅゎぁ」
私「ぅゎぁ..そろそろ撤収した方がいいですね。」
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外へ出ると雨がサーーっと降っており、植物がひらひら揺れていた。
B「ぅゎぁ」
私「ぅゎぁ」
私達は足早にこの廃墟を立ち去った。
*立地は、元々避暑地なので、辺鄙な場所にある、更に40年以上前となると尚更である。
当該敷地は、採石場だった様で、その現場事務所だった可能性が濃厚、採石が終わり、炉端焼屋に転用され、そして閉業、最後は水道屋?の倉庫となったと推察する。
物件としては、B級だが、40年物の廃店舗は珍しいし、相当な雰囲気がにじゅうまるだった。
2011/04/03
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