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石段を下まで下りて来ました。
2008年春に初めてうちの木村と夜訪問した時の話しですが、ちょうどこの辺りまで下りて来た時“小さな声で女性が歌(お経)を歌っている声が聴こえ、ゾクッ!!としました。”木村なんかすっかりビビってしまいました。最初「信者さんが洞内でお経でも上げているのか」と思い、耳を済ませたのですが、洞内ではなく、碑塔群の方から聴こえて来る感じでした。
「しかしこんな夜に態々お経を上げに来ないだろうし..誰かが訪問者を脅かしているのか?それにしても演技がうま過ぎる..」少し考えた..「あ!側に民家が一件ある、確か宗教関係っぽい雰囲気のお宅だったし、そこに住む方が家でお経を唱えているのがここまで反響しているのではないか?..そうだそうに違いない..」と推測すると大分安心した。
キムラ「あ、そうか、そうかもしれないね..でも、家は、階段の下の駐車場の横だぞ?距離が少し離れてるね..まぁ洞窟の入り口だから集音したんだね...それにしたって不気味だなぁw」
ハヤト「確かにこの時間に穴に入る直前でお経はないわw、心臓が口から出るかと思った。」
何だったのかは分かりませんが、そんな事がありました。
それでは風穴へ入ります。
最初に立派な碑塔が待ち構えているのですが、赤い文字とかが結構浮「んです。
一礼する為に側まで行きます。
ちゃんと板が敷かれていて、参道になっています。
富士講の開祖、長谷川角行は、1558年にこの人穴で修行をしたそうです。そして江戸時代には、富士山信仰の修行場となりました。
富士講の信者は、富士参詣登山をした後、聖地の人穴に参り、この穴で宿泊したそうです。
風穴内には、その時代に作られたとされる石仏が安置されています。
風穴は、高さ1.5m、幅3m、奥行き約90mあり、最奥から更に狭い穴が続いていて、江の島や諏訪湖まで通じていると伝えられているそうです。
今日一緒に来ているAIは、意外とついて来れます。心霊スャbトに意外とイケるので、誘えばついて来てくれるのですが、霊感があるので、ハードなスャbトは行きません、また、廃墟は行きません。
真っ暗なので、強力なLEDとフラッシュが有った方が良いです。
今日の装備はミスりました。日中の青木ヶ原樹海がメインだったので、ライト関係はチェックしていませんでした。
地面が湧水でグチャグチャなので、板橋が設置されています。
前方の銀色に見える物は、意外にも灰皿が設置してあります。
左側が板橋、中央が地面、中央奥に見える箱型のものは、神様が祀ってあります。
板橋の幅が狭いので、ウッカリ足を外して地面にズボッ!となる人がいるので、注意して下さい。泥沼状態です。
水滴が「ピチャンッ ピチャンッ ピチャンッピチャンッ」と落ちる音が響いています。
時おり、吐く息がもわっと白い霧の様になりゆらゆらと浮遊します。
それと洞内は変な臭いがします。
たぶん石仏等に線香を立てるので、長い年月で臭いが染み付いたのでしょう、全域に線香の臭いが充満していて重苦しい雰囲気です。
左側の壁です。
下は板橋です。
こんな話しも聞きました。”昔小学生が遠足で来て、自殺した人の遺体を発見してしまった。”そうです。これは浮「です。
あと”穴へ入って気が狂った”と言うもの、これはおそらく圧迫感や気圧の関係で、耳鳴りや頭痛がしたのではないかと思います。
祠ですね、何か祀ってあります。
ライトがあるので、少しは明るいのですが、でもかなり不気味です。
では寄ってみます。
石仏です、色々置かれています。
この神様は女性ですね、お洒落して、化粧もしています。
じつは”このはなさくやひめ”様だそうです。
右側の壁の段差になっている所から何か視線を感じます。
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