廃異不思議探検隊/(SEASON2)

Wast different wonder expedition.(SEASON2)

未完成の通路? 終

2015-10-25 19:56:00 | 廃墟B
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 ここは、完璧に通路ですね、人や物が通る為の。

 これを観ると石丁場跡を他の用途で使おうとしていた事が判断できます。

 いよいよですか

 行きましょう!




 地面が4cmほど水没していますが、行かない訳には行かないので、特攻します。

 右にカーブしています。ワクワクします。




 石積みが切れ、岩になります。

 奥からキー キーと蝙蝠の鳴き声がし、パタパタと羽音がしています。




 蝙蝠が驚いて、パタパタ舞っています。

 天井は、いまいち星空になれず、曇りです。

 ??あれ
 行き止まりになってる。

 入口だけ見たら、かなり期待させる作りですが、掘削途中で中止されています。
 終戦になってしまったのですね。

 大きさから言って、ここをメイン通路にして、広く掘ろうとしていたのでしょう。




 残念ですが、しょうがありません、戻ります。

 この通路を見ると先に何かあると思いますよね。w




 おーいっ ちょっとまてっ!

 蟹さん!?
 そこら辺で見かける沢蟹とは違いますね、随分しっかりした図体してますね!




 はあはあ、私は蟹だよ

 海にいる蟹っぽいですね?

 あぁ、海からはかなり距離があるのだが、元々我々の子孫は、前の海に住んでいて、徐々に沢を上がって来て、山へ入り、沢蟹になったんだ。海岸にも同じ蟹がいるよ。
 沢山捕まえて、出汁をとっていた人もいたよ。
 (地元の人が言っていました。)

 なるほど!いい出汁とれそうですもんね。


*"第二工場跡"の探検は終わります。

 メイン通路を掘っていた様子なので、まだまだ広げる計画だったのですね、先述の縦穴の方も掘りかけでやめている穴があったので、繋げて、トンネル通路にしようとしていたのかもしれません。
 隣に"第一工場(メイン工場、大型、短期間実働している。)"があるのですが、ここは"トンネル通路"があり、山を貫通していて、工場内を行き来できる様になっています。
 縦穴工場跡と当該場所の関係を観ると、メイン工場同様にトンネル通路で繋げようとしていたのではないかと推察できます。
 もし繋がっていたらと想像すると、第一工場とそっくりな形になり、山の上下に並ぶ様な形で、大きなトンネル工場が二つ出来ていたことでしょう。
 相当な規模の地下工場を建設しようとしていたと思われます。
 元工員や戦争体験者氏に寄れば「沼津市(多比)から伊豆の国市(長岡)まで地下工場があった、作っていた。」とのことですから。

 次回は、第一工場跡(メイン工場) ~ 更に関連の穴等をまとめて行く予定ですので、長大になります。

 こう言った"特殊地下壕"を歩いていると、戦争終結間際の必死さが感じられます。
 終戦間際まで、地下壕を掘ったり、地下に工場を疎開させて、秘密兵器の研究をしていたのですから、何と言うか、天皇(神)は負けることはなく、日本は勝てる、と信じて止まなかったのでしょうか
2015/8/18 ・ 9/22
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未完成の通路?

2015-10-21 16:54:00 | 廃墟B
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 おっと危ない、床に穴が開いています。

 これはさっき、下から見た穴ですね。

 長方形に石を切った跡です、ここだけ良い石があったのでしょう。




 ここも石を切り捲って、複雑になっています。

 壁に開いた窓(穴)から外の景色を見てみようと、左側にある床の上をヒョイヒョイ行ったのですが、それを見ていた仲間が「おい、危ねーことしてんなあ、高えぞ、右側見てみろよ」と言ったので、見たら




 たかっ!薄暗い場所だったので、よく確認せず行ってしまいました、結構危ない場所でした。^^;




 我々が上がって来た斜面です。

 トーチカの様に見える石丁場跡は、先程水溜まりがあった空間です。
 こう見るとやっぱり妙で、広い空間を石積みで妙に埋めている事が分かります。

 左側が通路の入口になっています。

 何だか要塞の様です。

 技研の掘りかけのトンネル通路ではなくて、特攻基地跡だったりして。。^^;




 奥まで来ました。

 石積みが終わっています。

 壁を観察して見ましたが、掘りかけの様な感じで、これから広くしようとしていた様子が窺えます。




 上手に終わらせています。

 入って来たルートを見ると、通路だったことが判ります。

 向こうが始まりなのかこちら側からが始まりなのかは分かりません..




 外に出ました。

 ここが出入り口かと思い、背後を見たのですが、森で、地形的にも道を作った痕跡は見当たりませんでした。




 戻ります。
 しかしほんと丁寧に積んでありますねー。




 戻って来ました。

 こう観ると、石を切り出して広くなっていた場所をわざわざ大量の掘削片で埋めて、人一人が通れる幅にしている事が判ります。

 では、今度は右側の通路へ行って、どうなっているのかに迫ります。
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未完成の通路?

2015-10-19 01:24:00 | 廃墟B


 地元の戦争体験者であり、穴に詳しい渡辺さんに”沼津技研地下壕や特攻基地関係の地下壕”について、聴取した中で、当該穴の話しも出て来たので、探してみました。

 藪の間から白い岩が見えますが、石丁場跡です。




 天井に穴が開いていますが、抜け落ちたのか切ったのか、その下には、石積みがあったり、複雑です。

 上へ上がってみます。




 元々広く切ってあった場所を破片で埋めてあり、狭くなっています。

 石を切り出した場所に水が溜まっていて、池の様になっていて、その上に瓶が置いてあります。
 足元に大きな蛙が数匹出てきて、驚きました。水が枯れないのでしょうか




 少し進んで見ると、左側が綺麗に石積みされていて、奥は塞がれています。
 何故こう言う細工をするのか興味が出ます。




 戻って横を見ると、入口の様に切られていて、奥にまた石が綺麗に積まれています。




 下を見てみます。
 さっき下から上を見た場所です。

 掘削片が捨てられています。




 採掘方法は、平場掘りと言い、下に掘り下げて行く工法で、良い石だけ採石して行くので、跡が複雑なります。




 進んでみます。

 石積みで通路が作られています。
 左右あります。




 地面には、古い一升瓶が捨てられています。

 古い物件でよく見かけます。

 昔の労働者は、酒を飲みながら仕事が出来たのでしょうか?それとも水筒代わりに水を入れていたのでしょうか?




 左の通路へ行ってみます。ワクワクします。




 石を丁寧に積んで、通路を作ってあります。




 先は広くなっている様ですが
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その5

2015-10-13 00:14:00 | 廃墟B
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 この器に蓋が被せてあったので、取ってみたのですが、木屑と石が一つ入っていました。
 何でしょう




 元々は広い通路だったのでしょうが、両脇に掘削屑が置かれ、狭くなっています。




 縦穴があり、掘削途中で放置されていました。




 割れている電球の球が落ちています。

 先程のソケットに付いていた物かもしれません。

 社名などは確認出来ません、消えてしまったのか、元々入っていなかった物だったのかは分かりません。




 形がトンネルの入り口の様ですが
 石丁場の跡に人が通行する為の通路を作ったと言う事が分かります。




 作業場跡

 土台がちゃんと作られており、機械類を置こうとしていた事が判断出来ます。




 段差があります。

 こちら、通路側は一段低いです。

 


 作業場の中
 中央から奥を見ている。

 蒸気が発生しており、鮮明に見えないが、長方形の空間で、床は平ら。




 正確に切ってあり、部屋だと言う事が解る。




 通路側から見たところ

 一段高くなっている。




 痕跡は一切残っておらず、綺麗なものです。




 通路側

 右側が作業場です。

 手前は、地均してあるが、奥は作業途中で、荒れたまま放置されている。




 先は、これから通路や部屋を作ろうとしていた様子で、そのまま放置されている。

 どうやら、建設途中で終戦になり、作業中止された様ですね。




 通路左側にある小部屋

 座れる様に石をうまく切ってある。




 休憩などをする部屋だったのでしょう。




 天井に発生している白い黴が満天の星空の様です。


 帰りは、出入り口に霧が発生していて、神秘的な雰囲気になっていました。
 石段を上がり、途中でロープを掴み、ふと下を見ると、薄暗くて、何だか身震いが出ました。

 掘削屑を置く場所に苦労した様で、幾つかの広い空間(部屋)に大量に突っ込んであり、埋もれてしまっていた。それが無ければ、大分広かったと考えられる。
 掘削屑と天井の狭い空間を匍匐前進しながら、大体観て回ったが、石積みが埋もれていたり、切った石が放置されていたり、太い石柱があり、広い空間だった事が窺えた、天井の白い黴が星空の様に見えた、また、落盤も大小多数発生しており、何トンもありそうな厚い天井が一枚綺麗に落盤していたのを見た時は、生きた心地がせず、早く脱出しようと匍匐前進が早くなった。(笑)写真も撮ったが、狭い空間なので、面白味が欠けているので、省くことにする。

*当該穴は、建設途中で、終戦になり、放置された可能性が高い。
 したがって、外に宿舎は在ったが、当該工場は稼働しなかったと思われる。
 地元住人から、工事に携わった人がいるが、現在入院してしまっているとの事で、聞き取りはしなかった。

 また、当山の反対側にある石丁場跡から、トンネルを掘って、当該工場に貫通させ、トンネル通路で連絡出来る様にしようとしていた痕跡があり、次記事はそちらをまとめます。


 横穴ではなく、縦穴を下りて入る事が驚きだった、何か、遺跡に入って行く感覚で、地下は一体全体どんな世界が広がっているのだろうと考え、興奮した。

 下香貫本部が巨大研究所、工場だったので、地下工場も大小合わせていくつかあり、順次まとめて行きます。
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海軍技研音響部地下工場 4

2015-10-07 00:15:00 | 廃墟B
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 薬品の瓶の様な物が落ちています。




 何でしょうか

 海洋船舶支部?○ワリ
 47?
 賞
 と表記されている様ですが、これが何か見当が着きません。
 賞と表記されているので、何かの賞でショウ。




 先へ進みます。

 通路脇に溝が掘ってあり、水が溜まっています。

 右方の入口に入ってみます。




 広い空間がありました。

 ここも掘削片置き場になっている様で、切った石も放置されています。




 元々は池(水槽)だったのでしょうか

 掘削片で埋められています。




 やっぱり奥に水が溜まっています。




 水没していますが、よく観ると水中に枠があったり、縁石があります。
 何かが置かれていた雰囲気です。

 もしかするとこの空間(部屋)は水槽で、水中音響実験をしていた可能性があります。

 部屋を出て先へ進みます。




 一角に石積みがされている妙な場所があります。




 何かあります。




 石を刳り抜いて作った器の様な物に木の燃えカス?がありますが、何でしょうか

 その傍に石で作った腰梶Hがあります。

 もしかするとここは喫煙所で、器は灰皿にしていたのかもしれません。

 因みに当穴は、終戦後、進駐軍が確認に来たそうです。
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