廃異不思議探検隊/(SEASON2)

Wast different wonder expedition.(SEASON2)

日金山 東光寺 4 終

2014-01-08 21:44:00 | 一般探索
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 細川住職が照明をMAXに点灯してくれたので、仏壇が絢爛豪華に輝いています!
 素晴らしいです。(o^人^o)

 ご本尊の延命地蔵菩薩像は、鎌倉時代に源頼朝公が建立したものだそうです。






 少し戻って、気になっていた怪しい小道へ入ってみたいと思います。






 熱海市指定文化財 日金の伝三仙人塚

 日金山東光寺の開祖創を伝える”松葉仙人、木生仙人、金地仙人”を供養する、市内で最も古い宝篋印塔が三基、塚上に立っているそうです。

 では上がってみます。






 さすがに雪が降ったので、訪れている人は私達しかいなく、午後3時を下り、中々淋しい感じです。

 途中にお墓なのか碑塔なのか分からないですが、立っています。






 到着しました。
 薄暗い感じですね、あちらのお墓でしょうか?

 もう寒くてたまりません、これぐらいにして下りましょう。

 石仏の道へ少し行ってみます。






 途中に大き目の地蔵菩薩像が単独で安置されていますね。






 いよいよここが、石仏の道出入り口です。
 と言ってもここが到着地点なので、本来は麓の(笹良ヶ台団地)来宮神社方面から日金山を登山して、ここに到着するわけですね。
 かなりいい運動になりそうですが、私達は行きません、道の踏破は、ハイカーさんの紹介記事をご覧ください。

 住職のおすすめのスャbトへ行ってみるため、そこだけ見に行ってみます。






 春秋の彼岸にこの道を通ると、鬼と出会ったり、知る人の後ろ姿を見る事が出来るそうです。






 歩いていると石仏の他に「○○町目」と彫られた石柱が時々立っています。
 麓から頂上までの距離を示しているのでしょうか?






 末代上人宝篋印塔がありました。

 日金山で修行した伊豆走湯山の住僧末代上人(富士上人)は、富士山集験の頭領として、富士山に数百回登って修行し、富士山頂に大日寺を建立、鳥羽上皇の書写した直筆の如法経を埋経するなど、富士山の山岳仏教を定着させた。
 この宝篋印塔は、文化十一年、三月に般若院の第九代住職が「奉日金山再建末代上人一千年遠忌」として建立したものだそうです。






 おお~!

 相模湾

 熱海の町と熱海城

 左上には、初島が見える絶景です!


*車で寺院の駐車場まで行けますが(道が細くて坂が少しきつい)残雪や凍結の心配がある時は、側にある日金山霊園の駐車場に置かせてもらって、徒歩で行けば良いと思います。
 紅葉の時期か春に行くのが良いですけどね^^
 おすすめスャbトなので是非行ってみてください。静岡県熱海市伊豆山968
2011/01/14ハヤト、キムラ
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日金山 東光寺 3

2014-01-07 23:52:00 | 一般探索
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 細川住職「今珍スャbトとかパワースャbトとか流行ってますよねー、紹介してもらう際うちはうるさいこと言わないんでね、珍スャbトでもパワースャbトでも心霊スャbトでも何でも構いませんよ。あんまり知られてないけど、うちだってパワースャbトですよ、相模、伊豆山、富士山、天城、駿河からパワーがぶつかってる超強力な場所なんです。石仏の道を少し行くと、熱海が見下ろせる絶景の場所に出ます、そこで願いを祈ってください、何でも叶いますよ。是非行ってみてください!」

 ...しかし私長髪だった頃ですねー(笑)今は諸事情でスメ[ツ刈りにしていますが、懐かしい(笑)

 それでは、本堂の方へ行ってみます。






 六地蔵、六願い地蔵があります。
 手に少し水をかけてみたら、身も凍るほど冷たい。






 銅造延命地蔵菩薩像及脇童子像は、熱海市指定文化財です。






 鐘があります。






 私「これ突いてもいいんですかね?」

 キムラ「いいんじゃない?」

 私「中どんな感じですか?見てみてください」






 キムラ「とくにわ、、暗いよ」

 ゴ-ン

 キムラ「うるせっ!うるせーよ~!」






 景色が良いです。
 湯河原の町ですね。

 この日は≠P度で、風が凄く寒くて、じっとしてらんない、カメラの電池もどんどん消耗していき、交換も手が悴んで、ゆうこと利かない。(笑)






 本堂

 右手は、売店






 参道の脇にも石仏が安置されています。

 何か物申しておられる感じでちょっと浮「です。






 反対側のこちらは、笑っている感じです。
 ここにもかざぐるまが刺してあります。水子供養の色が濃い感じですね。






 其々違った感じの石仏が沢山あります。
 地蔵信仰ですね。しとどの窟や芦ノ湖周辺の神社仏閣にも石仏が沢山安置されているのを見かけるので、この辺りは、地蔵信仰と山岳信仰、富士山信仰のメッカなんですね。






 細川住職が追いかけて来てくれてわざわざ販売所と本堂を開けてくれて、照明をMAXで点けてくれました!ありがとうございます!
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日金山 東光寺 2

2014-01-06 17:35:00 | 一般探索
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 しかし沢山あります。

 有名なお寺ではないですが、結構訪れている人達がいる様ですね。

 それから、その筋には「心霊スャbト、石仏の道」と呼ばれ、親しまれている様です。

 確かに”伊豆の霊山、死者が集まる山”と言われるだけあり、民家もない山頂でこの雰囲気、側にも広い霊園がある等、そういう雰囲気はありますね。






 そして、おびただしい数の墓石があります。
 下が地面に埋もれています。






 苔むした相当古いものもある様です。
 細川融賢ご住職に聴いたところ、皆無縁仏だそうです。






 今度は、数十体の地蔵が並んでいます。
 どうやら、水子地蔵(地蔵菩薩像 水子観音)の様です。






 一般的な風習では、7歳以下の子供は、人間の子と考えず、まだ神の子であるという考え方なので、死んでも仏にならず、葬式や埋葬も一般の人とは別なのだそうです。














 境内の方へ行ってみましょう。



 商売繁盛祈願の寄燈が立ち並んでいます。






 右手奥は、本堂ですね。

 左手にさっきのミニ地蔵があります。






 お願い地蔵なんですね、何でも願いが叶うそうです。
 ここがいっぱいになって来るとあっちへ持って行ってるんですね。






 ここで、坊主頭にジャージ姿の方が登場しました。

 パッと見、Vシネマに出てくる様なかっこいいお兄さんです。(笑)

 細川融賢氏「あーどうもー、住職です!」

 お得意の名刺交換をし(笑)住職が資料を持って来て説明してくれました。

 住職「私ともう一人住職がいるのですが、私は余所の関連から来て、ここに住んでます。ここ一度廃寺になってたんですよ、私が来た頃は、廃寺でね、草ぼうぼうで、あちこち傷んでた、私達がこつこつ全部補修したんですよ。何にもなくて退屈だけど、自由にやっていいっていうんで、ここに骨を埋めるつもりでいます。伊豆は宗教施設の廃墟ありますよね、うちは、儲からないね、まじめにやってるから、私だって、壺とか水晶とか何万で売って、楽に儲けたいですよ、でもそれはやれない、そんな事したって、直ぐバレて、廃墟ですよ。」

 結構気さくでユーモアのある方です。^^
 (※三年前当時のものです。)
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日金山 東光寺

2014-01-05 16:48:00 | 一般探索


 今から1700年前、伊豆山の浜辺に”不思議な光る鏡”が現れた。鏡は波間を飛びかっていたが、やがて西の峰に飛び去った。
 その様子は、日輪の様で、峰が火を吹き上げている様に見えたので、日が峰と呼ばれ、やがて”日金山”と呼ばれる様になった。

 そして273年”松葉仙人”がこの光る不思議な鏡を崇め、小さな祠を建てて祀ったのが開山と伝承されている。

 594年、走湯権現の神号を賜り、その後836年、甲斐國の僧、賢安が日金山本宮から神霊を現在の伊豆山神社のある地に遷したと言われている。

 鎌倉時代は、源頼朝のあつい信仰に支えられ”現在本尊として祀られている延命地蔵菩薩像も頼朝公の建立によるもの”

 地蔵菩薩は、地獄にこの身を置いて、地獄で苦しむ者を救ってくれる仏であることから”死者の霊の集まる霊山”としてあつい信仰があり、今も尚、春秋の彼岸には多くの人が登山して、神仏や先祖供養のために卒塔婆供養をしている。

 273年開山とは、凄く古いですね。
 当初は、神社として開かれ、途中からお寺としての機能も加わった様ですね。
 神仏混合、宗誌@派は不問の様です。

 更に、鬼伝説があります。
 ”日金の山に鬼がいる”昔から「伊豆地方の死者の霊魂は、みな日金山に集まる。春秋の彼岸に日金山に登ると、通行人の中に、会いたい人の後ろ姿を見ることができる」と云い伝えられて来た。そして「日金のどこかに地獄と極楽があると信じられている。」
 「天正10年12月、朝比奈弥太郎が、家康の命をうけ、韮山の北条氏規を訪ねる為、十国峠を越え日金の山を下る途中、六尺豊かな大男に出会い、その男が亡者を迎える鬼であった。」という話が伝えられたもの。











 しばらく歩くと道路脇にお地蔵さんが立っています。






 こちらにもあります。






 この日は、雪が降った翌日で、凄く寒く、また地蔵の周りにある風車が、カラカラと回転する様子は、かなり淋しい。






 このまま舗装された道を進めば、お寺に到着しますが、右手に脇道があり、その林道の方が雰囲気が楽しめるので林道を行きます。






 林道の両脇には、地蔵が立ち並んでいます。






 中には、唐黷トいたり、埋もれているものもあります。






 起こしてあげようかとちょっとやって見たのですが、意外に重くてやめました。(笑)






 斜面の下、木々の間から何か見えて来ました。
 相当古い墓地の様です。






 下に下りて来ました。

 これは!
 ミニ地蔵が大量にあります!






 地蔵の大群が押し寄せています。
 何とも言えない光景です。

 これは、売店で販売しているお守りの地蔵(¥500)を買って、一年経って戻したものを供養してあるのですね。
 私も買ったのですが、今も持っています。(笑)
 続く>>