廃異不思議探検隊/(SEASON2)

Wast different wonder expedition.(SEASON2)

H邸 終

2014-06-08 11:34:00 | 廃墟B



 この方が医院長なのだろうか?




 銀婚式か何かの額だろう、氏○を確認し、後で調べよう。
 平成元年九月十五日か




 天皇家一族の写真が飾ってある。







 しかし素晴らしい廃れ具合だ、この部屋は黴がかなり生えている。




 この座敷は、最高に熟している!

 廃墟年齢は、十五年位か

 一家団欒の場だったのだろう。




 神棚にだるまが乗っている。

 壁掛け時計が今にも動きそう。




 洗面台


 今はこんな洗面所は見られない。




 台所

 食器類はそのままだ。




 ”ボットン”便器の上に洋式の便座を設置し、様式風にしたトイレ




 三畳ほどの小部屋がある。
 箪笥部屋だ。

 私は、中の物を漁る(調査する)タイプではない(時間を要してしまう)ので、あまり見ないが、物が好きな廃墟系は、かなりしつこく漁る(笑)




 畳は、ぶかぶかで、抜けている場所もある。

 足元に幾つかタライが置かれている、天井からの雨漏り受けだろう、水がいっぱいに溜まっている。

 時折、外から歩行者の話声や自転車を漕ぐ音が聞こえる。
 窓から外の通りを見ると、街灯が道路をぼんやりとオレンジ色に照らしている。

 そろそろ撤収しよう。


※後で調べたところ、やはりHS医院の開業者であり、初代医院長宅跡だった。
 開業当初は、敷地内で診療所を運営し、その後、表通りに移転し、そして近くのビルでも運営している。今で三代目ぐらいになっているそうです。
 宿泊施設等の廃墟と違って、廃屋は生活感があり独特の雰囲気がある。。
2011/12/02


H邸

2014-06-07 17:06:00 | 廃墟B



 一軒家の廃屋のタレコミだが、観光施設等と比べて、記事にする程のものかどうかであり、スルーしようとしたところ「某医院開業者が住んでいた家で、大正、昭和初期は、診療所が併設されていた。」と言う話しだったので、じゃあちょっと行ってみようか、と思い立った。

 この物件は、住宅街にあり、民家に囲まれていて、真昼間の訪問は困難なので、陽が暮れてからの訪問になった。

 厚着をして来たつもりだったが、かなり寒い。




 玄関を見る限りでは、そんなに傷んでいない様だが、裏へ回ると




 損壊している。

 先に敷地内を探検しよう。






 庭は、植木や植物が伸び放題、雑草が生え、長い間放置されている事が伺える。




 古い廃屋を訪れると、総じて庭に大き目の洗い場がある。
 昔は、農家が多く、採って来た野菜を洗った為である。




 診療所が併設されていたのは、昔の話で、今は無く物置小屋が建っている。
 中を覗いて見たが、医療に関係する物はなく、畑仕事の道具が置いてある。

 それではそろそろ、屋内を見させて頂きます。




 見事に廃れている。


 残留物があるまま廃れて行いくのが素晴らしい。




 食堂

 食器やテーブルがそのままの状態だ。
 残留物が多いのは良いが、あまり廃れていないと少々残念である。




 真っ暗な廊下

 床が抜けない様にそっと歩く

 ギシ、ギシと軋む音がする。




 素晴らしい廃れ感だ!

 玄関に立って、屋内を見てみた。

 漢字で何か書いてある屏風、西洋人形、こけしは、古い廃屋でよく見かける光景で良い。

 天井から下がっているのは、ランプ!だ。

 ランプが照明だった時代は、大正初期なので、これは飾りかもしれない。




 しかし陽が暮れてからの訪問は、真っ暗で静寂に包まれている。

 最近は、健全に昼間の探訪が主なので、久しぶりに羽目を外すと結構緊張する。(笑)