この方が医院長なのだろうか?
銀婚式か何かの額だろう、氏○を確認し、後で調べよう。
平成元年九月十五日か
天皇家一族の写真が飾ってある。
しかし素晴らしい廃れ具合だ、この部屋は黴がかなり生えている。
この座敷は、最高に熟している!
廃墟年齢は、十五年位か
一家団欒の場だったのだろう。
神棚にだるまが乗っている。
壁掛け時計が今にも動きそう。
洗面台
今はこんな洗面所は見られない。
台所
食器類はそのままだ。
”ボットン”便器の上に洋式の便座を設置し、様式風にしたトイレ
三畳ほどの小部屋がある。
箪笥部屋だ。
私は、中の物を漁る(調査する)タイプではない(時間を要してしまう)ので、あまり見ないが、物が好きな廃墟系は、かなりしつこく漁る(笑)
畳は、ぶかぶかで、抜けている場所もある。
足元に幾つかタライが置かれている、天井からの雨漏り受けだろう、水がいっぱいに溜まっている。
時折、外から歩行者の話声や自転車を漕ぐ音が聞こえる。
窓から外の通りを見ると、街灯が道路をぼんやりとオレンジ色に照らしている。
そろそろ撤収しよう。
※後で調べたところ、やはりHS医院の開業者であり、初代医院長宅跡だった。
開業当初は、敷地内で診療所を運営し、その後、表通りに移転し、そして近くのビルでも運営している。今で三代目ぐらいになっているそうです。
宿泊施設等の廃墟と違って、廃屋は生活感があり独特の雰囲気がある。。
2011/12/02