廃異不思議探検隊/(SEASON2)

Wast different wonder expedition.(SEASON2)

特攻艇震洋伊豆手石基地 2

2015-07-27 22:14:00 | 廃墟A
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 側にも格納壕があります。

 ここはモロに波が突っ込んで来る様で、前に漂流物がガッツリ溜まっていて、入るのを躊躇います。
 この穴も相当潮臭そうです。




 ゴミを無視すれば中々いい穴です。
 潮臭いので早々に外に出ます。




 海へ向かって、一斉に出撃出来ますね。

 今は漂流物で浜が埋もれてしまっている感じです。

 右手の崖にも壕が幾つかあるので、順番に探検して行きますが

 この入り江の全体を見てみましょう。




 南洋諸島に来た雰囲気があります。




 格納壕が規則正しく三つ並んでいます。

 出撃命令が出た際は、これらの穴から一斉に震洋が飛び出して行くわけですね。

 水は、透き通ったエメラルドグリーンです。
 まるで、南洋諸島にある戦争遺跡を観に来た雰囲気です。




 一番右手の穴から観て行きます。
 波打ち際なので、中は綺麗でしょう。




 短い穴です、一艇用でしょう。







 隣の穴です。




 波打ち際には、ボートを係留させて置いた物でしょうか、金具が残っていました!

 終戦から70年間ここにあるのですね、鉄が錆を超えて化石の様です。
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特攻艇震洋伊豆手石基地

2015-07-24 00:38:00 | 廃墟A


 南伊豆手石湾泣抹lの南端、青野川を挟んだ先に小さな港があり、弁財天島(岬)があります。その一帯、手石磯・小稲磯には、大東亜戦争中、下田海軍第16嵐部隊に本部を置く第51震洋隊の特攻基地が配置されていました。

 1945年5月頃、本土空襲が激しくなっていた時期、本土決戦に備え、水際決戦方針の一つ、べニア板で製造されたモーターボート(震洋)の艇首部に炸薬を搭載し、搭乗、操縦して敵艦艇へ向け突っ込んでゆき、激突させて破壊する、いわゆる神風特別攻撃隊の水上版がありました。
 今回は、手石基地のみの探訪ですが、ここ以外にも伊豆半島沿岸全域に渡り、配置されていました。




 まず一つ目の震洋格納壕です。

 例に寄って、物置と化していそうですが




 ボートを隠して置くには、適度な高さと横幅なのですが、一艇だけ入れて置くには、少し長い気がするので、この穴は数艇が格納されていたものと思われます。




 最奥部




 続いて隣にある二つ目の穴です。




 壁に四角や円い穴が開いています。
 木材でも突っ込んであったのでしょうか




 この穴は、真っ直ぐで短いです。
 一艇用でしょう。

 地面には砂が入り込んでいます。

 ゴミも入り込んでいます。

 海が荒れた時は、側にある堤防を波が越えて、砂やゴミが突っ込んで来るのですね、外海なので、時化の時は結構危険な場所なのでしょう。




 向かいは、今は小さな港になっていますが、戦時中の頃は、直ぐ前が浜だったのでしょうか




 先程の階段を上がって、防波堤を下りると、小さな入り江になっていて、ここにも藪に隠れる様にして壕があります。




 穴は良いのですが、ゴミが大量に突っ込んで来ていて、腐った臭いが強く、たまらず脱出しました。

 波が時々突っ込んで来るのでしょう。
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伊豆石丁場跡 終

2015-07-09 23:35:00 | 廃墟A
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 ヤっさん!完全に階段になってますよ!

 ”山の中の穴の中に山に上る階段があるって凄い”なあ。(笑)神社でもあるのかな?地下にある古代遺跡みたいだ。




 カーブしながら上がって行くスロープ

 右側は、綺麗な石垣になっています。
 この先に何がある。(隊員杉山の口癖)




 ハヤっさん!部屋ー!

 うぉぉぉおーーーっ!(笑)

 奥のカウンター?台?

 地面は、土台になってるね、機械が設置してあったのかな




 この照明古いですよ~
 電球が割れない様にガラス張りの籠になってる。

 他は、裸電球だったのにこの部屋は、しっかりした照明だね
 重要な施設だってことだね




 このボックス、ブレーカーとヒューズですか
 予備の玉がある。

 うん下のスイッチ、相当古い物だね、左のなんか石灰化しちゃってる。

 研究所の様ですね?

 秘密基地って感じだね




 これちゃんと水槽になってる、何かを洗ったんだよ

 水の中に落ちてるのは、鉄板?木ですか?化石化してて分からない。

 触らない方がいいよ、毒だから

 ど、毒っ やっぱり薬物研究所だったりして

 軍のね、結構あり得るかも




 他に証拠となる物が無いんですよね

 物を全部撤去しちゃったって感じだね、そりゃそうかぁ、何十年も前の事だもんね




 これ、石を切る道具の一部(刃?)かな、壁に突き刺さってる。

 何でしょうね、わざと刺した感じですね

 上官が怒って、兵士に軍刀を投げたら、壁にこのとうりさ

 ああ!なるほどね

 しかし錆が凄いね

 あ、ハヤッさん、そう言えば、元来た道分かりますか?出入り口
 ライトのバッテリーが切れたら終わりですよ。

 あ!そうかあ、もう何処をどう通って来たのか分からないですよ。

 酸素も薄いし、水も置いて来たし、もっと見たいところでしょうが、今日のところは、このぐらいにして脱出した方が良いですよ。

 そうですね、口惜しいけど、こんなところで死ぬのは恥ずかしいね(笑)撤収しましょう!




 瓶が落ちていた場所やテープを辿り、ようやく脱出します。

 ハヤッさん、もうここ、これだけ崩れているんですから、塞がるのは時間の問題ですね、ちょっと強い地震で潰れてしまうでしょうね。

 そうですね、いや、危な過ぎてもう来れないかもなぁ。

 まぁその方が無難ですね。




 非現実的世界から現世に生還出来ました。
 温度差で、レンズが曇ります。

 外は、鮮やかな緑があり、爽やかな風が静かに吹いています。ほっと一息つきます。
 地下は暗黒の世界で、湿度が高く、空気は不味いし、浮ゥったです。


・江戸城増改築の為に切り出した伊豆石の石丁場跡であるが、その採石作業が終了した後、一帯に大丁場跡が残った、その後、大東亜戦争末期、本土空襲が激しくなって来ていた時期に造兵廠等は、空襲を避ける為、作業工場を石丁場跡に疎開させた。
 そして近代になり、再度採石が行われたり、倉庫に利用される等した後、使われなくなり、数十年の間放置され、山に埋もれてしまっている。

 付近の集落のご老人達に少し聴き込みを行ったところ「子供の頃あの穴に入ったが、迷路になっていた、単なる石切り場と比べて、複雑で異様な雰囲気だった。軍が地下壕として使っていた様だ。」と一応に言っていたので、やはり8割方、軍の地下工場、研究所に利用されていたのではないだろうか。

 黄色や赤の新し目のビニールテープが引かれていたが、おそらく国土交通省が最近になって特殊地下壕調査を実施したのではないか、その際迷わない様に使ったものだと思われる。

 後日
 手元の資料や聞き取り等で”沼津海軍工廠”が疎開した地下工場跡だと判明した。
 相当な規模だった様だが、近代の開発で、消滅した所もある様だ、それでも今回迷うほど広かった。
 当工廠は、昭和18年6月に沼津市中心部で稼働し、電波探信機・航空用無線機を製造していたが、空襲が激しくなり、地下へ疎開したものである。

 掘削を途中で止めた様な穴が幾つか見受けられたのだが、広げている最中に終戦になってしまったのだろう。
 建設途中で終戦になった可能性もある。

 残留物については、それ相応に古い物だが、戦時中の物にしては、新しそうなので、この穴がキノコ栽狽ナ利用されていた時の物だと思われる。

 何はともあれ、石丁場跡は、相当長い歴史がありスケールが大きく、冒険心が湧く場所である。
2010/07/24合同探索
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伊豆石丁場跡 7

2015-07-05 14:36:00 | 廃墟A
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 また入口がある。

 通路の様な区切られた部屋だなぁ

 石壁に似せて作ってありますが、板張りです、裏側は漆喰が塗ってあり、石壁にそっくりです。
 隠し部屋の様な雰囲気です。

 地面に何かの残骸が散乱していますが、腐っているらしく、グチャグチャで何か分かりません。

 水道が引かれていますね。




 壁づたいに水が流れ落ち、水溜りが出来ています、澄んでいて綺麗です、飲めないのでしょうか?




 電線と碍子が残っています。

 板張りの裏側、漆喰が塗ってあり、石壁そっくり。




 蝙蝠の糞山です!

 ではなく土砂が流れ込んでいる様です、今土砂崩れが起きない事を祈り、探検を続けます。




 これは何ですか!?

 なんか、薬品の瓶じゃないですか?幾つもゴロゴロ転がってますね。

 ボールもありますよ、これに入れて溶いたんじゃないですか?(笑)

 木の切れ端が沢山ありますね

 白い粉みたいなのは、薬品ですか?黴ですか?

 毒薬兵器製造だったりして。

 じゃあここやばいじゃないですか

 大丈夫、もう賞味期限切れだから(笑)

 ああそうかほっとしました。




 ヤっさん!これ!

 練炭に薬瓶に一斗缶に刀かあ、やったなあっ?

 かた、刀っ!?鉄の端切れじゃ、、やったって、アレですか!?

 うんだいたい酸素が薄い場所で、こんなの焚いたらヤバイでしょう?
 まず練炭焚いて、そこの薬飲んで、それでもだめなら、刀で切腹、そして仲間に一斗缶で頭をぶん殴ってもらうんだ。

 そ、そんなあ(笑)ほんとにでも、何をしていた場所なんでしょうね??

 わかりません。寒い場所なので、ただ焚いていたのではないですか?




 ヤっさんこの部屋かなり気持ち悪いですよ

 残骸が沢山ありますね。

 あのリアカーやばいですよ。

 そう言えば、前にコメントもらった人で、昔リアカーで遺体を火葬場まで運んだことがあるって人いたよ。

 ここでそう言う話しはやめてくださいよ~。石を運んだんですよこれでw




 ヤっさんっ!ガスボンベ!

 こりゃやばいだろー

 これ石丁場だけど石丁場じゃないね、ボンベや練炭、薬瓶、電気、水道、かじ、おやじ

 ちょっ かじおやじいらなかったw




 ほらっ

 リアカーありますねー




 ヤっさん、電球が残ってますよ!

 お!やはりこれは完全に工場だね

 工場と言うと何を製造していたのでしょうか!?

 練炭

 れんたんっ!そんだけっ

 練炭をあの木箱に入れて出荷していたんだよ、昔の日本は寒かったからね

 さむ、さむかったっ、わざわざここでやらなくても

 なんてね、薬品とか何か軍需工場だったんじゃないですかね?

 まぁそんな感じもしますが、何も公的資料がないので、ここでは石丁場跡として置きましょうよ。

 そうですね。
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伊豆石丁場跡 6

2015-07-01 00:01:00 | 廃墟A
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 また四角い部屋がありました。

 あれ なに ?




 わ、こっち、この盛り上がったのはなんですか!?

 アレに そっくりですね、土葬の土饅頭って言われるものに


 マジ墓地キタ!?


 正に石室に墓って雰囲気ですね、エジプトです。

 トレジャーハンター過ぎるっ!ゾンビが絶対いるよね?

 ちょっと文献がないので、分かりません..




 上へ上がってますよ。

 先に神殿の入口みたいな所がありますね

 ピラミッドじゃないの?

 文献がないので、分かりません。




 また丁寧な石垣がありますね

 壁にT64と表示されていますよ。

 ハヤっさん、なんか息苦しくないですか?気がついたら、空気の流れないですよ、淀んでます。ちょっと危険ですね。

 そう言えば、なんか息苦しい。




 池がある。
 蒸気が発生していますね。

 酸素濃度が下がっている場所だと思います。気をつけて行きましょう。

 はい、分かりました、まだ死にたくないです。
 曇って撮影し辛くなってきました。




 小さい池もある。透き通ってます。

 レンズが曇ってダメだ。サブカメラに交代しようかな

 穴で池がある場所は、蒸気が発生するので、レンズを拭いても拭いても曇るんで厄介ですよねー、でも拭き過ぎるのも危険です、石灰の粉塵が舞っていますから、拭いた際にレンズを傷める可能性がありますよね。




 サブカメラに交代しました、写りました。しばらくはこれでいけるでしょう。

 天井から水滴が、ぴちょん、ぴちょんと落ちて来ます。




 穴の中は、静かなので、水滴の音が響き、冒険の雰囲気を高めます。




 祭壇?があります。

 ここは、何度も撮り直したのだが、レンズが曇って、拭いても直ぐ曇り、写ったのはこの一枚だけでした。。

 この穴は、貫通していないんでしょう、空気の流れがないですから、深入りしたら意識がなくなって、そのまま死にますよ、様子見ていきましょう。




 部屋、部屋の入口、しかも新しい

 興奮する~、しっかし蒸気うぜー

 興奮もだめです、酸素を食うので、冷静に

 はい。
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