は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、
他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

歌川広重展

2018年01月23日 | 企画展

ひろしま美術館で開催中の「歌川広重の世界」展に行ってきました。
もちろん、平日に休みを取って。
昨年のピーターラビット展で懲りたので(^^;



この日は日差しがあっても冷蔵庫の中にいるように寒く、国旗を見たら分かるように朝からものすごい風が吹いていました。
南岸低気圧が急速に発達して、展示を観終える頃には一転して雲に覆われ、夕方には雪が降るのですが。
帰宅すると一面の銀世界だったことを思うと、この日に行っておいて良かったと思いました。



ひろしま美術館の展示室は、渡り廊下を通って移動します。
ピーターラビット展のように来場者が多くて入場待ちになると、極寒の中をここで待たなくてはいけません。
まあ、歌川広重展はそこまでの混雑はないと思いますが、ゆっくり観たいなら平日に限ります。



ということで、この先は撮影禁止なので、展示の内容と感想をざっくり。。。

・東海道五十三次だから展示も53点しかないと思ったら、90点もあった。
・それに加えて、名所江戸百景などの作品も60点あり、全部で150点もあった。
・版画のほとんどが「初摺」で、浮世絵の鮮やかな色彩や繊細な線を堪能できる。
・じっくり観たら1時間以上かかる。(私で1時間半くらい)

この「初摺」というのは、最初の版木から摺られたもので、商品化するために丁寧に摺られているからクオリティが違います。
初摺は初版本のようなもので、人気が出て重版したものが「後摺」となりますが、後摺は版木が摩擦してシャープさが失われるとか、細かなところで違いが出て、初摺とは違う風合いになってしまうようです。
さらには「変わり図」という、図柄が変更されている改訂版っぽい版画も。
幾つかの作品は初摺と変わり図を比較でき、「それを省くのかヨ!」とツッコミを入れたくなるようなものもありました(笑)



美術展に行くと、気に入った作品のポストカードを記念に買って帰ります。
今回はこの3点を選びました。

左から、
「名所江戸百景 大はしあたけの夕立」
「名所江戸百景 深川洲崎十万坪」
「東海道五拾三次之内 箱根 湖水園」

夕立は、ゴッホが模写したことでも有名ですよね。
鷲は、こんな構図を思いつくこと自体がすごいな~と。
箱根は、お正月に見た箱根駅伝の影響ですかね(笑)

版画の中で印象的だったのは、藍色のグラデーションが美しいこと。
吸い込まれそうなほど深い色合いですが、それも初摺だからこそ。
点数が多くて疲れましたが、貴重なものをじっくり観ることができて良かったです。



展示を見終えたのはお昼時だったので、館内のカフェでランチ。
寒かったので、スープに惹かれて「アンデルセンプレート」を注文したのですが、またやった(汗)
以前もこれを注文して、同じことを思ったんですよね。

パンが冷たい(涙)

冷たいパンにバターを塗るのは大変。
冷たいパンは硬くてちぎるのが大変。
お腹はいっぱいになるけど、甘いものがないので満足感がない。

アンデルセンのパンはおいしいのですが・・・言えばチンしてくれるのかな?
次に行ったら訊いてみよう。

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