カフェドライブ ～芸北・HANAKI

出かける用事があるからいいのよ、と言う「帰来山」のママのご好意に甘えて、まだ行ったことのない芸北のカフェに連れて行ってもらうことになりました。
ロードスターを見て「カッコイイわね」と褒めてもらいましたが、女の人が車を見て褒めてくれるなんてことも、けっこう珍しいことです。

連れて行ってもらうのは、聖湖の近くにある「HANAKI」というカフェ。
「男性が好みそうなカフェだから、あなたも気に入るかも」って（笑）



豊平から芸北への広域農道は既に知っているルートで、絶好の撮影日和と思ってデジイチも用意してきたのですが、これも何かの縁と思って、今回はママとのツーリングを楽しむことにしました。



女性が運転する軽自動車、と聞くと、ものすごく遅いイメージがありますが、ママは男らしいペースで走ってくれます（笑）
とは言え、迫りすぎて怖がらせてもいけないので、適度に車間を空けて着いていきました。



三段峡付近の紅葉は見ごろとのことですが、この辺りは既にピークを過ぎているようです。
ママは「今年はイマイチ、本当はもっとキレイ」と言ってましたが、青空と橙色に色付いた山のコントラストはまぶしいくらい鮮やかで、走っている間じゅう感嘆の声をあげていました。



所々で、ママの「おすすめのスポット」に停車。
私が車を入れて景色を撮る様子を見て、それからは「ここに車を停めて撮ったら」と、構図まで考えてくれるように（笑）
これもそう。なかなかいい画でしょう＾＾



お目当てのカフェまでもう少しの所まで来て、急遽コース追加。
「用事があるって言ってたのに、時間はいいんですか？」
「大丈夫、大丈夫」



ここからが地元スペシャル。
どうしても案内したかったらしい、とっておきのスポット「深入峠」へ向かいます。
舗装されているものの、落ち葉で覆われた道は路肩が分かりにくいので怖いのに、ママは慣れているのでしょうか、ガンガン走っていきます。
待って～。



タイヤが落ち葉を踏むと、乾いた音が追いかけてくるように響きます。
山側を見上げると、太陽に照らされたススキが淡い輝きを放っていました。



ここは深入山の裏側になりますが、ほとんど車で来る人はいない（出会っても知り合いしかいないそう）とのことでした。
新緑の季節は、また違った美しさがあるとのことで、今度はその時期に行ってみようと思います。



ようやくツーリングも終わり・・・



「ＨＡＮＡＫＩ」に到着。
191号沿いにあるのに、今まで全く存在に気づきませんでした。
店の周りを木が覆っているので、道路からは分かりづらいのです。



中に入ると、ママが言うとおり「男性が好みそうな」雰囲気。
隠れ家的、とでも言えば伝わりやすいでしょうか。



このカフェ、昼間は紅葉が黄金色の木漏れ日を落として、とてもキレイなのだそうです。
新緑の季節もキレイなのでしょう。

ほんの２時間ほど前には、ママのカフェで客としてコーヒーを飲んでいたのに、今はこちらのカフェで２人ともお客としてコーヒーを飲んでいる（笑）
不思議なご縁でしたが、おかげで楽しい時間を過ごすことができました。

17時半頃にはすっかり暗くなり、ここでお別れ。
オーナーさんも見送りに出てくださって、車を見て「きれいにしているね」と褒めてもらいました。
良かったね＾＾

新緑のシーズンに、また訪れてみたいと思います。