は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、
他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

岡山STAY ~湯原温泉・砂湯

2022年08月09日 | 旅行

休暇2日目は岡山へ。

当初は伴侶の車で黒部ダムへのドライブ旅行を計画していましたが、8月4日の北陸の豪雨災害を受けて中止。
松本から白山白川郷ホワイトロードを走って小松市へ抜け、加賀温泉に寄って帰るという旅程だったんですね。
ホワイトロードは土砂崩れで通行止めになり、加賀市の隣の小松市では梯川の氾濫で浸水被害が発生。
旅先で何かあっては困るので、直前で旅程を変更しました。

その代わりに選んだのが、同じ中国地方にある岡山県の湯原温泉。
位置的には鳥取寄りにあり、中国道と米子道を使って移動します。
世間はまだお盆休み前で、道路もパーキングエリアも空いていました。

湯原温泉までは、高速道路で約3時間。
チェックインまで少し時間があるので、湯原ICで降りずに蒜山ICまで行ってみました。
正面に見えているのは、鳥取県の名峰・大山です。

ここまで来たら蒜山高原をドライブしたいところですが、何せ暑い(汗)
高原だけど、この日は全然涼しくなかったです。
蒜山ICを出てすぐのところにある道の駅でソフトクリームを食べ、すぐに移動。
下道を30分ほど走ると、湯原温泉に到着しました。

岡山県北部には、湯郷温泉・湯原温泉・奥津温泉の3つの温泉があり、「美作三湯」と呼ばれる西日本有数の温泉地。
っていうか、広島以外はどの県にも「西日本有数の温泉地」があるんですけどね(汗)
広島は、ラドン含有の冷鉱泉なら幾つもあるのですが、湯温が高くて加温・加水なしの源泉かけ流しというのは本当に少ないのです。
湯温が低く湯量も少ないので、たいてい加温・循環・消毒が行われています。
せめてカルキ臭のしない温泉に入りたいものです。

ホテルにチェックイン後、全国でも有名な露天風呂「砂湯」に行ってみました。
何やら扇情的な看板も立ってますね(笑)
注意書きを出さないといけないくらい、開放的ということでしょうか。

一般車両通行止めになっている遊歩道を進むと、木立の向こうに露天風呂が見えてきました。
というか、本当に丸見えです!
この時は男性2名が温泉に入っていましたが、服を着た観光客の姿も。
なるほど、こりゃ下半身を隠してもらわないと困る(^^;

露天風呂の奥に見えるのは湯原ダム。
砂湯はダムから300mほどの所にあり、明るい時間にはダムを眺めながら温泉に入れます。
そして、この状態で混浴です。

ただ、以前行った下呂温泉の噴泉池と違って、ちゃんと脱衣所もあります。
しかもタオルを湯に浸けてもOK。
女性は「湯浴み着」を着て入ることができるので、混浴のハードルは低そうです。

砂湯という名のとおり温泉が川底から自噴していて、色は無色透明。
そして、今の時期は苔が生えるようです。
この写真は翌朝に撮ったもので、早朝に清掃された後の状態。
毎週水曜日に湯を抜いて掃除しているようですが、その前まではけっこう汚いのかしら?

まあ、独身の頃に行った奥鬼怒温泉の「八丁湯」など、木の葉が沈んでいたり蛾が浮いていましたから、苔なんて可愛いものです(笑)
ここに来たからには、全国露天風呂番付で「西の横綱」と言われる露天風呂をぜひ体験したいです。

ただ、時間帯には要注意。
写真奥に見えるのが泊まったホテルですが、お食事処から露天風呂がよく見えるんですね。
ここ自体が名所なので、見学に来たり足湯に浸かる観光客も多く、入っていると確実に晒しものになります(汗)
この状況だと、明るい時間は湯浴み着があっても無理だなー。
なので、ここは夜にチャレンジすることにしました。

せっかくなので、湯原ダムも間近で見ておきましょう。
提高は73.5mとそれほど高くありませんが、ダムによってできた湯原湖は中国地方で最大の広さとのこと。

川の上には、霧のようなものが流れていました。
もしかしてお湯が湧いているから?と思って川に手を浸けてみたら、普通に冷たかったです(笑)

ダムから戻る途中、ふと河原を見ると人の姿が。

釣りでもしているのかな?と思って近づいてみると・・・まさか、死体??

と思ったらカカシでした。
っていうか、怖いよ!
どういうコンセプトなのか分かりませんが、薄暗い中で知らずに見たら卒倒しそうですね(汗)

夜になり辺りがすっかり暗くなった頃、いざ砂湯へ。
先客3名はいずれも男性で、女性は私だけ。
まあ、伴侶も一緒だし湯あみ着も着ているので、気にせず温泉に入りました。
湯に入ると、底に敷き詰められている丸石が強烈に足つぼを刺激して、まあ痛いこと!
そして、丸石や周囲の岩には苔が生えていて、触れるとヌルヌルして何度か滑りそうに。
夜の暗い中でも、剥がれた苔っぽいものが湯の中を漂っているのが見えました。
明るい時間に入っていたら、苔が気になってゆっくり浸かれなかったかも知れませんね(汗)

湯原温泉は、Ph9以上でメタケイ酸を含有する美人の湯。
砂湯は川(苔?)の匂いがして、体が芯から温まる感じ。
ホテルの内湯は、砂湯よりもトロみがあって肌がヌルヌルになりました。
また次に来る機会があれば、今度は明るい時間の砂湯に入ってみたいです^^

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