は~ふたいむ

仕事帰りにカフェに寄り道して、一緒にコーヒーなど飲みながら、
他愛のない話をして過ごしたい。そんな時間。

企画展へGO! 〜アニメージュとジブリ展

2022年08月08日 | 企画展

今日から1週間、世間よりもひと足早いお盆休み。
本当は、仕事が忙しくて休暇どころではないのですが、ずっと前から予定を出してあったので(笑)
免疫力を落としたら、コロナにやられてしまいますから、ここらで思い切りリフレッシュさせてもらいます。

休暇1日目は、NTTクレドホールで開催中の「アニメージュとジブリ展」へ。
平日入場の前売り券を買ってあったので、月曜日の朝から行ってきました。
広島開催が発表されてから、ずっと楽しみにしていた企画展です。

「アニメージュ」というのは、徳間書店から1978年に創刊された月間アニメ雑誌。
出会ったのは私が小学生の頃で、2歳年上の姉が買ってきたのが最初です。

その雑誌の歴史と、「風の谷のナウシカ」の連載から映画化、後のスタジオジブリ設立までの道のりを辿る内容。
入口の展示は撮影OKになっていて、雑誌の表紙が展示されていました。
思わず「懐かしい!」と声が出ました^^

年代順に並んでいるかどうかは分かりませんが、いくつか記憶に残っている表紙も。
アニメージュの価格は590円で、小学生にとっては毎月購読は厳しい値段。
なので、好きなアニメの表紙だったり特集だったり、欲しい付録がある時だけ買っていました。

その中で、特に印象が残っているものをいくつかピックアップ。
どちらも「さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅」の特集ですね。
美しいメーテル、美しい哲郎(笑)、老パルチザンの死に様、何もかもが情緒的で、子供ながら心が震えました。
映画の主題歌(タイトル「SAYONARA」歌:メアリー・マッグレガー)は、今でも名曲だと思ってます。
あと、表紙に「超人ロック」という文字も見えますが、これも好きな作品でした。

私がド・ハマリしたアニメ「魔法のプリンセス ミンキーモモ」。
たぶん、ふろくの「マーグ&ミンキーモモ」が欲しくて買ったと思います。

マーグというのは「六神合体ゴッドマーズ」というロボットアニメに出てくるキャラ。
マーズとマーグという兄弟で、好きだったのは緑色の髪の王子様みたいな方(笑)
この頃は、私の中ではロボットアニメの全盛期でした。

そして、私が最後にハマったアニメが、この「銀河漂流バイファム」。
主人公のロディ・シャッフル(左の表紙の手前の赤いTシャツの子)が好きでした。
キャラクターが自分と同世代ということもあり、かなり感情移入して観てました。
前出のミンキーモモと、バイファムのキャラクターデザインをしたのが芦田豊雄さん。
この人のキャラが好きだったことも、ハマった要因だと思います。
語り始めたら止まらないので、この辺で(笑)

展示はアニメージュの歴史から、「風の谷のナウシカ」へ。
映画が上映された当時は中学生で、映画館には行けず、友達の家に集まってビデオで観ました。
今でもテレビ放送があると、ストーリーを知っていてもつい観てしまいますよね。
小さな子供が「ナウシカだー」と言っているのを見て、もはやナウシカは「古典」なんだなと感慨深くなりました(笑)

だがしかし、ナウシカの撮影スポットは、子供に一切媚びない大人の展示。
これは等身大フィギュア?

マスクや手袋は皮で作られているようです。
布はフェルト?羊毛感たっぷりで厚みも感じられます。

これらは造形家・竹谷隆之氏による「風使いの腐海装束」とのこと。
ナウシカ?をイメージした身長150cm~155cmくらいの衣装です。
装具も色々と造り込まれていていました。

こちらは巨神兵のジオラマ。
近くで見ると、すごく緻密に造られていました。

今にも飛び立ちそうな蟲がいますね。

よーく見ると、王蟲の子供みたいなのがウジャウジャと(汗)
ナウシカの漫画で描かれた腐海の雰囲気が、リアルに表現されていました。

ナウシカの映画は興行的には失敗だったそうですが、テレビ放映により大ヒット。
その後、スタジオジブリが創設され、ジブリ作品の第一弾「天空の城ラピュタ」が製作されます。
展示もその流れで、撮影OKコーナーではラピュタのジオラマがドーン!
これも全く子供に媚びてない(笑)

ラピュタは面白かったけど、私の中では既視感タップリの作品でした。
どこか「ルパン三世 カリオストロの城」っぽかったのは、宮崎駿作品だから?
でも、これもテレビ放映されたら見てしまう作品で、ナウシカ同様に今や古典の部類。
35年以上経っても色あせない、素晴らしいアニメ作品です。

そんな作品が生まれるきっかけとなった、月間アニメージュ。
私がアニメの作り手のことをよく知っているのも、この雑誌の影響が大きいです。
また、少し「おませ」だった姉の影響も。
アニメージュの表紙や付録などの展示を見ながら、古き良き時代に思いを馳せました。

(おまけ)

今回の戦利品は、ポストカードとしおり。
ナウシカの表紙は特に印象に残っていて、私の中では「アニメージュ」といえば「ナウシカ」かな、と。

そういえば、アニメージュってもっと大きな雑誌だと思っていたのに、今見るとごく普通のサイズ。
それもそのはず、当時の一般的な雑誌のサイズはB5判で、アニメージュはA4判だったからなんですね。
日本では、1993年から行政文書の規格がA4判に変わり、ビジネス文書はA4が主流になりました。
そのせいで、アニメージュが当時の記憶よりも小さく感じたのでしょう。

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