昨夜、NHK の9時のニュースで、この本がたくさんの人に読まれ、慰められたり、
生き方を変えたりした人のことが報じられていた。
また、「千の風になって」もよく売れたらしい。
人は、特別な人を除いて、多かれ少なかれひとりになる。
連れ合い、親、親族・・・と大切な人との別れがいずれは訪れる。
わたしたちは40代のころ、ひとり息子とやがては離れて暮らすことになるだろうからと
有料老人ホームのことをいろいろ調べたことがあったね。
当時、我が家に訪れた火災保険の会社の人がそれを知って「まだ若いし、息子さんも
いるのにそんなことを考える必要はない」と言ってたっけ。
あなたはただ笑っていたけれど、あなたが70歳になったら考えようかと思ってたりした。
その後、急速に世の中が変わって、介護保険なんてものができたりして、
あなたがいなくなった今、さすが用心深いわたしも先のことを決めかねているの。
わたしはあなたも知っているように、どちらかといえば自立心が強いほうだと思うけれど
年齢を重ねて体が弱ってくると心細くなるだろうから。
息子のS は「そのときがきたら考えればいい。今は楽しんで過ごせばいい。」なんて
のんきなことを言ってるの。
そうよね、あなた。ケセラセラでいくか。
若くして病気になって、介護のお世話になっている友人の話では介護サービスがだんだん
厳しくなってきているらしい。
年金問題もあやふやだし、将来はあまり楽観できないようね。
「お上のことにはまちがいはございますまいから。」と最後の一句をもじって言いたくなるような世の中だもの。
「千の風になって」をよく聞いていた6月、次の文をあなたに書いたっけ。
風
お墓の中に あなたはいないの?
風になって大きなお空を 吹き渡っているの?
本当に風になっているのだったら
わたしの周りで 吹いていてください
遠くへなんかに 行ったりしないで
あなたは わたしのあなた
わたしの周りで吹いていて
ずっとわたしを見ていてほしい
千の風になんか ならなくていいの
たった一つの風でいいの
わたし一人の風でいてほしい
生き方を変えたりした人のことが報じられていた。
また、「千の風になって」もよく売れたらしい。
人は、特別な人を除いて、多かれ少なかれひとりになる。
連れ合い、親、親族・・・と大切な人との別れがいずれは訪れる。
わたしたちは40代のころ、ひとり息子とやがては離れて暮らすことになるだろうからと
有料老人ホームのことをいろいろ調べたことがあったね。
当時、我が家に訪れた火災保険の会社の人がそれを知って「まだ若いし、息子さんも
いるのにそんなことを考える必要はない」と言ってたっけ。
あなたはただ笑っていたけれど、あなたが70歳になったら考えようかと思ってたりした。
その後、急速に世の中が変わって、介護保険なんてものができたりして、
あなたがいなくなった今、さすが用心深いわたしも先のことを決めかねているの。
わたしはあなたも知っているように、どちらかといえば自立心が強いほうだと思うけれど
年齢を重ねて体が弱ってくると心細くなるだろうから。
息子のS は「そのときがきたら考えればいい。今は楽しんで過ごせばいい。」なんて
のんきなことを言ってるの。
そうよね、あなた。ケセラセラでいくか。
若くして病気になって、介護のお世話になっている友人の話では介護サービスがだんだん
厳しくなってきているらしい。
年金問題もあやふやだし、将来はあまり楽観できないようね。
「お上のことにはまちがいはございますまいから。」と最後の一句をもじって言いたくなるような世の中だもの。
「千の風になって」をよく聞いていた6月、次の文をあなたに書いたっけ。
風
お墓の中に あなたはいないの?
風になって大きなお空を 吹き渡っているの?
本当に風になっているのだったら
わたしの周りで 吹いていてください
遠くへなんかに 行ったりしないで
あなたは わたしのあなた
わたしの周りで吹いていて
ずっとわたしを見ていてほしい
千の風になんか ならなくていいの
たった一つの風でいいの
わたし一人の風でいてほしい