絆なんて言葉じゃなく・・・ただあなたが恋しい

2011-06-22 20:10:49 | 日々思うこと
震災以来絆を求める人が増え、家族、友人、人とのつながりを大切にしようとする人が増えたという。


あなた、このところあなたのことが偲ばれてならない。

筆不精のあなたが半年余りの海外出張中、私に書き送ってくれた航空便とどうしてなのか私からの手紙をあなたが持ち帰ったので

それらを順に読みかえしてあの頃を思い出しています。

わたしは結構仕事も忙しかったのに一月六通余りの便りを出しています。

息子は大学入学で東京へいき、結婚以来始めての一人暮らしだったのでせっせと日常の暮らしを書き送りました。

あなたは息子が現役で彼が子供のときから行くと決めていた大学へ入学したことを本当に喜んでいましたね。

もし、浪人でもしていたら・・・と思うと今は安心してこちらにいられると。


あなた、いま、こんなに暗い世の中を一人で生きていくのはとても辛い。

こんなとき、あなたの腕の中で安らぎたい。

このような寂しい日々が訪れるときがあるなんて・・・・あの頃はもちろん思っても見なかった。

友人たちは「あなたはしっかりしている」「君はとてもしっかりものだ」というけれど、私は突っ張っていただけで、ずっと親に

甘え、結婚してからはあなたに甘えて生きてきた。

家事の下手なあなたは「お前に任せておけば大丈夫だ」とおだてていたけれど本当は弱いことを知っていて、あなたがいないとき、

健康診断に引っかかったことを知らせた私に「君は僕がいないと命に影響する。すぐ医者に行くように。あと3ヶ月で帰るから」と

返事をよこしたこともあったよね。


あなたが恋しい。あなたが懐かしい。

こんなに辛い日々、あの頃のようにあなたの愛に包まれていたい。

言葉なんて要らない。

ただあなたの胸の暖かさに触れていたい。

もうそういう日が再びこないのが悔しくてならない。
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