めったに歌番組を見ることはないけれど、今夜はNHKニュースの後
阿久悠特集と言うので久しぶりに観た。
「瀬戸内少年野球団」をはじめ数冊の小説を読んだけれど「”企み”の
仕事術阿久悠」もなかなか面白かった。
この人の作品には(わたくしの知っている歌の数は少ないので不確かだが)
男に捨てられて北へ向かう女のセンチメンタルジャーニーはあまりなく
「ふたりでドアをしめて ふたりで名前消して」とお互い左右に分かれて
いく。
「ジョニィが来たなら伝えてよ 私は大丈夫・・・根っから陽気に出来てるの」
きっぱり2時間だけ男を待ってさっさと伝言だけ残してバスに乗って
去っていく女。かっこいい。
でも
「私もひとり 連絡船に乗り こごえそうな鷗みつめ泣いていました」
って歌もあったっけ。
やはり淋しく女は北に向かわないと絵にならないのかしら?