昨日いつもの仲間3人で少し遠い郊外の喫茶店にモーニングに行った。
ここはちょっと椅子と椅子の間が狭くて落ち着かないのだけれど
内容がいいので週1の割合で出かける。
帰途、スーパーに寄ってもいいかと聞かれて異存がないと答えた。
まだ二日前に行ったばかりだけれど牛乳も欲しかったし、果物が買い
たかったのでちょうどよかったのだ。
車に乗らなくなってイオンのネットで買ったりしているものの
お肉やお魚は実際に目で見て買いたいので週2くらいのスーパーでの
買い物はありがたい。
ただ彼女たち2人の目的は違うところにあった。
その前日新聞折り込みのチラシに2000円以上購入すると
旅行の応募券がもらえるとあったのだそうだ。
我が家の新聞にその折込はなかった。地方紙に折り込まれたのであろう。
わたくしは「博多あまおう」という苺が安かったのでつい手が出たり
残り少なくなった伊予柑、ポンカン、バナナなど果物中心に購入して
5千円を越したのでレジがその応募券をかごに入れてくれた。
(「あまおう」は普通なら1粒100円以上、当日の目玉商品で1粒70円
くらい。大きくて美味しかったけれどもったいなかった。もう買えない)
当然わたくしの応募券は彼女に渡した。彼女たちは「ちょっと待ってて」と
言いながら熱心に名前を書いている。
「どこに行くって?」「三大温泉地のどこかが1等でテーマパークの
入場券が次、そして近場へ日帰りバスツアーなど」
「ただで連れて行ってくれるの?」「そんなの絶対当たらない。
お金を出して日帰りバスツアーがいいとこね。」
それはかなりの確率で当たるそうだ。*****
午後、美容院の帰りに町内の人に出会って少し立ち話をした。
ふと彼女が言う。「今日午前中に応募券が欲しくてスーパーに行って
2千円ぎりぎりの買い物をしようと思ったけれど暗算ができなくて
つい3千円を越してしまった。もう少し買って4千円にして2回に分けて
2枚書いて来ればよかった。」
スーパーのこの手の作戦はかなり成功しているようである。
日帰りバスツアーなんてそんなに遠くへ行かれないので同じところが
多いらしい。そのたびに毛皮や宝石のお店に連れていかれて長い時間
留め置かれると嘆きながら、それでも懲りないで応募する。
行きたいところへ行く、どこでもいいなんてありえない。
そうでなければお金がもったいない・・と思うのだが。
人それぞれ、旅もそれぞれ。