CTの結果は良好。
やはり担当医はいつものように「東京までいって、難しい手術に成功して
帰ってきたのだから長生きして楽しまなくっちゃね」とおっしゃった。
そして手を差し出された。
お医者様に握手の手を出されたことは初めてなのでびっくりし、ちょっと
戸惑い、一瞬手を出すのが遅れた。
(手術し難い場所に動脈瘤があったらしく、執刀医の説明もかなり厳しい
ものだったのだが。)
その診察室にいた看護師は我が家の近くの女性で、以前は近所にある
わたくしのかかりつけ医の看護師だったので顔見知りである。
我が家は東西に走る道路に面して西から東へブロックごとに〇〇通り
1丁目から7丁目まである内のA丁目の東から3軒目で、彼女の家は隣の
B丁目の一番東の角にある。だから道を隔てているけれど4軒東なのだ。
町内が違うので平素のお付き合いはない。
彼女の家のすぐ東側に隣接して今度フード&ドラッグストアー(チエーン店)
ができることになった。そんなに広い土地があるようには思われなかったけれど
貸倉庫になっていたところが壊され、近所の数人が借りて家庭菜園をしていた
畑が潰されることになったらしい。
規模の小さい店舗になるとのことである。
それでも彼女の家はそのお店の一角に取り込まれた形になるので「本当に
いやだなぁ」と嘆いていた。
わたくしにとってもなんでも大量に買う癖があり、大きな冷蔵庫がいつも
満杯で食品ロスを出しているので歩いて2,3分のお店ならチョコチョコ買える
からとスーパーの買い物を控えるようになるかもしれないと思っている。
だが、しかし、便利にはなっても家の前の道路の通行量は多くなるであろう。
それを考えるといささか気が重い。