一昨日、連絡する用があって友人のところに電話した。
お昼過ぎのことである。
彼女が出なかったのでまたその内と思いそのままにいていた。
4じ半ころ夕ご飯の準備をしているとき電話が入り
要件を伝えて終りにするつもりでいた。
ところが話は延々と続き、何度打ち切ろうとしても
次の話題に移っていく。
もともと彼女は話好きではあるが時刻が時刻である。
リハビリ体操に行っていて留守だったというから
夕ご飯の準備もこれからだろうのに。
ようやく打ち切ったのは6時近く。
わたくしはすっかり疲れてインスタント料理にして済ませた。
ところがその翌日、その時話題になった別の友人から電話が
きて話好きの彼女から電話があったという。
彼女は夫を亡くして今1人暮らしである。
でも近くに娘夫婦や孫たちが住んでいて交流があるよう
なのに寂しいのか。
誰かと話すことの大切さ、運動することの必要性、誰かと
つながることが大事だとこんこんと聞かされた。
分かるけれど、無理しておしゃべりしても楽しくない。
現在、そこそこの友人とかすかにつながっているだけで
満足している。
コロナが収束に近づいたらご飯やお茶しようという仲間も
いる。
ところで数日前、高校の2年先輩という見知らぬ人から
親しい先輩が脳溢血で倒れたと電話が来た。
この連絡はショックだった。
しかしこの連絡のついで(?)に何か自分の書いた
「思い出の記」を送るという。
いやとも言えず承諾したら送られてきた。
高校時代の思い出が書かれていたけれど「なるほどな」
というのが感想でそれ以上でもそれ以下でもない。
親しくしている彼と同級の先輩に電話して「変なものが
おくられてきた」と言ったら彼らが月1回プチ同窓会を
している会にわたくしを誘おうとしているのだという。
男性ばかりの先輩のプチでも集まりに出る気はない。
ましてやコロナ感染者がこの町でもかなり出ているときに。
みんな寂しいのか、1人で過ごす生き方ができない。
今日の朝刊に「遠足などで、ぞろぞろぞろぞろ。
みんなと同じ方角へ歩くのはとてもいやでした。
列をつくって、兵隊さんのように。」(’篠田桃紅)
同感。修学旅行に行かなかったわたくしは、こども
ながらそう思っていた。
大人になってからも特別な時以外ツアーには乗らない。