天候のせいか歳のせいか何もする気が起き
なくてぐうたらとここ数日をすごしている。
もともと怠け者なのだけれどこんなに酷く
はなかったのに。
高校時代の友人が連れ合いを2ヶ月ほど前
に亡くしたそうで気落ちして何もできない
と言ってきた。
コロナ流行が始まったころ毎日のように電話
してきて夫が入院中で1人で寂しいと言う
のでコロナが少し収まったら会いましょうと
言っていて結局そのままになっていた。
経験者だからその気持ちはわかる。
でも自力で立ち上がるしかないのだ。
彼女は依頼心の強いほうだったから心配で
はある。
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わたくしのあっちこっち雑ブログも始めた
きっかけは夫の突然の入院だった。
2人で2泊の予定で出かけたホテルでフラン
ス料理のフルコースの夕ご飯を完食して
お風呂はやめるとベッドに入った夫がその
深夜何か言ったような気がしたけれど突然
ベッドから落ちた。
広いベッドだったのに訳が分からなくて
フロントに連絡。
救急車で当地の県立病院に運ばれた。
すぐに手術。
急性硬膜下血腫と診断された。
その日息子がやってきて3日ほど滞在したが
いつまでもいるわけにはいかない。
わたくしは病院近くの旅館、ビジネスホテル
と渡り歩いてお風呂、トイレ、洗濯機などの
気に入るところを捜し歩き、結局1階が
食堂で、2階が民宿というお店を見つけそこ
を定宿にしておよそ7か月病院に通った。
午前中病院にいて、お昼は近所の
レストラン、病院に戻り2時ころには近くの
ホテルのロビーでコーヒーを飲みながら
新聞読み、夕方5時に病院を出る。
こうした毎日で夜の1人の時間がとても
つらい。
ネットで同じ病気で快復した人の記事を
息子が見つけて希望を持ったりもしたが、
後悔、怒り、悲しみなどの感情に苛まれた。
「いったいどうしてこんなことになったのか」
手を握り、呼びかけ、ポータブルの機器でCD
の音楽を聞かせるなど色々試みたけれど
意識は回復しないままだった。
どこかに気持ちをぶつけないではわが身が
持たなかった。
そしてブログを始めた。
亡くなる日まで書き続け、そこで終えた。
お葬式から49日が終わっても立ち上がれ
なかった。
お悔やみの言葉を聞くのがつらくて誰とも
会わないようにしていた。
でもいつまでもこんなことをしていては
ならない、また何か書こうと思い立って
いまのgooブログに入れてもらった。
前に書いていたのはOCNだったと思うけれ
どなくなっていた。
そして今日で6251日めとなった。
いろいろな生き方をされている方のブログ
は自分にはできないけれど「なるほど、
こんな生活もあるんだ」と楽しく読んで
いる。
狭い世界で生きてきた身には結構新鮮
なのだ。
雑文ばかりですがどうぞよろしくお願い
します。