「飢餓海峡」水上勉

2024-09-25 14:25:55 | 日々思うこと

なんとなく体が重くて(いつもだが)

居間のソファーでぐずぐずしていて

今日はもう9月も25日かと今年も

残り3ヶ月になってしまったと月日の

過行く速さを実感していた。

明日は9月26日。

台風襲来の日、特異日だ。

洞爺丸、狩野川、伊勢湾台風の大きな

台風が日本を襲った日である。

水上勉の「飢餓海峡」は洞爺丸事故を

題材にして書かれた社会派推理小説だ。

彼の作品は多彩で

雁の寺、越前竹人形、金閣炎上、桜守

と次々思い浮かぶがわたくしは

「飢餓海峡」がとても面白かった。

洞爺丸台風の影響で岩内町が大火になり・・

というところから始まって最後まで

ドキドキして読んだ。

後に「無言館」館長の窪島誠一郎氏が

実の息子と判明するのだけれど

(この実話もはらはらして読んだ)

その窪島氏がまだ水上勉が実の父親と

分からないときに下北半島のモデル

になった土地あたりをなぜか心惹かれて

訪れたという逸話も血縁を感じて

心が震えた。

この2人の関係は

事実は小説より奇なり である。

 

また日本の南の海上に熱帯低気圧が

あり台風になる恐れがあるという。

どうか熱低のまま消えてほしい。

特異日に新しい名前を加えたくない。

 

 

コメント (4)
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