花男の物置部屋 引っ越して3箇所目

備忘録的に食ったもん、読んだもん、聴いたもん等を書いてます。

成田空港で買ってきた先週分の漫画を読みながらきわめて定番な週末を過ごす

2010-07-03 23:19:00 | 食い物の話とか
つまりはこんな・・・・

お昼は


ジンギスカン@小樽食堂=1020円。

んで晩飯は

カツカレー大盛り@そば処よしの=750円。

んでBGMは


FUNK尽くし。


まさに定番。定番が良い、日本が最高。


今日は会社のPCは立ち上げもせず・・・きっちりまったり。金曜分のメールを読んで無いが、この際、今日のこ所は見ないもん勝ちである。それが明日にどういう影響を及ぼすかはまた別の話。

できれば明日もまったりしたい。ビバ日本の週末。中華三昧更新もボチボチしとかないと・・・前回のも未だだな・・・

「犯人に告ぐ」 雫井 脩介

2010-07-03 22:48:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ



行き詰った連続児童殺害事件・・・打開策として新任の本部長、曽根警視監が発案したのは「劇場型操作」。捜査官をTVニュースに出して情報を募り、犯人を煽る・・・その捜査官に白羽の矢が立ったのは6年前に誘拐事件の失敗の責任を押し付けられ、それに告ぐ記者会見でもぶちきれて閑職へと追われていた巻島だった・・・・そんなお話。


いやあ、良くできた刑事ドラマで。男臭さも、人間臭さもそここと漂い・・・・人情湿度の高さも「刑事ドラマ」って感じをプンプン匂わす。間抜けキャラも最低必要現に配しての息抜き・・・展開としては終盤のたたみかけが特に見事。

面白かったです。



「競作 五十円玉 二十枚の謎」 アンソロジー

2010-07-03 22:33:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


若竹七海の学生時代のバイト先の本屋での実体験・・・毎週土曜日の午後に五十円玉二十枚をカウンターに差し出して「千円札に両替してください」と・・・いそいそと両替をして去っていくおっさん・・・・あのおっさんは何故そんな事を??と言う疑問にプロアマ交えた13本の短編回答を収めた企画物。


若竹作品が読めるかと期待しての購入も・・・出題と審査員(アマ作品の)のみですか・・・楽屋オチが多く、小説より奇なる現実に追いついてない回答も多く・・・まあ余興としてはそれなりに楽しめるけど・・・と言う感じですか。多分・・・このシリーズ(あったらしい・・・雑誌?)の読者向けであんまり一見さん向きでは無いのかなと・・・

そんな感じでした。面白い作品もありました。

「再発」「潜伏」 仙川 環

2010-07-03 22:24:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


仙川 環の医療ミステリィシリーズ第四&第五弾。

過去のシリーズ作品の感想
http://moon.ap.teacup.com/hanao/1877.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/2245.html
http://moon.ap.teacup.com/hanao/2525.html

再発の方は・・・父の急逝で実家の医院を継いで、田舎に引っ込んだ女医が・・・可愛い従妹とその友達の奇妙な死から・・・狂犬病の疑いを抱き・・・そしたらまさにで、パニックになる近隣・・・果たして感染源は??てな感じ。

一方の「潜伏」は・・・親愛なる叔母を若年性アルツハイマーとの診断で亡くした、「35歳、失業中、エステ趣味」な歩美。一方同じ病気の患者が送りつけられた飲料の混入毒物で殺されて・・・まてよ、そういえば廃棄したけど叔母のところにも怪しい贈り物が・・・・警察に言うべきかどうか・・・そうこうしてると次の殺人が・・・叔母の主治医も巻き込んで・・・叔母の病気もなにやらアルツじゃ無さげで・・・犯人の目的は??・・・てなお話。


相変わらず、設定が上手ですね。犯人の目的と隠された「医療事故」がこのシリーズの定番?そのあたり含めてきっちり折り目正しいミステリィに仕上がってます。折り目正しさゆえ、付き合って楽しめるかどうかは、こちらのテンションにも左右される感じはあるけど・・・今回はきっちりどちらも楽しめました。今のところシリーズの中では「繁殖」が一番好きかな・・・

面白かったです。

どちらも小さく恋がからむのもの程よいアクセント。




「リライブ」 小路 幸也

2010-07-03 22:03:00 | 活字もすっげえたまには読むぞ


「聞こえますか・・・・獏と呼んでください。残念ながらあなたはもう少しでお亡くなりになられます・・・」。死を前にした物の前に現れる獏。夢ではなく・・・記憶をいただく代わりに、過去に一度だけ「選択ミスでは?」と後悔している事の「やり直し」をさせてくれると言う・・前の人生の記憶は無くなるが、やり直し人生を終え、再度死に面したとき、すべてを思い出し「獏」との再会も果たすと言う・・・・そんな人生をやり直した何人かのお話。

基本やさしく心温まる系です。奇麗事だろうと、そんないいやつばっかかよと言う突込みがあろうと・・・気持ちよかったですねえ・・・素敵です。まあフィクションの世界で位、目いっぱい心洗われるのが良いのではと。いや、小路作品やっぱ素敵ですよ。


面白かったです。