
1980年、19歳だった私たちは今45歳の中年だ。
学生時代の親友5人組のうち4人が何年かぶりに顔をそろえたのは、残る一人=真悟の葬式だった・・・その帰り、空港からレンタカーにみんなを乗せて運転してきた淳平が、タクシーでそれぞれ帰ってくれと言う。訳を聞けば、このまま適当な所まで車を走らせて自殺をすると・・・そんな事許せるはずも無く、止めようとするする3人。すると「自分が自殺する理由を『思い出して』くれれば・・・」止めると・・・そして車に同乗し学生時代の思い出の中にあるはずだと言う彼の自殺の理由を思い出すため、4人の喪服の男たちの長いドライブが始まる・・・・てなお話ですか?
若さゆえの無敵さを互いに語り合いながら振り返る4人の中年達・・・なんか微妙に他人事ではなく感情移入がしやすく・・・まあ花男の場合そこまでドラマチックでは無かったが・・・ビバ友情。後半の展開のキレも気持ち良く、でやっぱ小路作品なのでみんな良いやつで・・・気持ち良く楽しめた。
非常に面白かったです。