ちょっと悔しい思いで、東京の商社を辞め、地元=北海道の片田舎・三宅町に戻ってきた恭子。訪れた水産試験場で目にしたのは「虹色のししゃも」。無理言って食わせてもらえば・・・・これがまた美味い!! これはビジネス、ひいては町おこしにと・・・商社ウーマン魂に火がついて、町をあげてのプロジェクトに持ち込む・・・が、それまでも妙に渋っていた開発キーマンが、新聞に写真が掲載されたと同時に失踪してしまう・・・・そんなお話。
本作は割と地味・・・かな?しかし、登場人物を隅から隅までベクトルの異なる各々のやな奴ぶり対比させながらの・・・人間ドラマが程よくスパイスに。お話作りの丁寧さは健在。そして、虹色のししゃもは・・・本当に出来たらすっげえ食いたい。
面白かったです。