早熟な書道の天才少年だった黒森肇=高1。感動する言葉を追い過ぎて、感動できる言葉が見つからなくなって、書くべき言葉が無くなって筆を置いた。そんな肇は高校に転校してきた金髪美少女=アキに一目惚れする。友人羽流の企みで、日本語を、面白い日本語を一つでも多く覚えたいと言うアキに言葉を教え続ける役をすることになり・・・言葉が起こしたいくつかの謎に取り組み・・・そして・・・と言う感じ。
王道青春ミステリィ。大きな事件は起きなくても、なかなか細部まで味わい深かった様な。ミステリィとしても、青春物としても終盤に「サビ」になる盛り上がりもしっかり来て、キャラの配置もいい塩梅で楽しめました。
面白かったです。