音喜多弦&鳴海桜子とコンビシリーズ第四弾。シリーズこれまでの作品とタイトルの風情も表紙デザインの方向性もガラッと変わりましたね。
バイオリンを習っている小学校5年生の少女が行方不明になる。感情は乗らないが非常に長けた技術でバイオリンを弾く少女だった。防犯カメラに少女共に写った男性による誘拐の線で捜査が進む。音喜多弦&鳴海桜子は捜査の中であるバイオリニスト、10年前にCD1枚だけ残して「怪我による当面の演奏活動中止」としたまま消えてしまった蛯沢多聞の可能性が強いと行きつくが・・・行方の分からぬ蛯沢を追ううちに過去の別の事案への関与も見えて来て・・・二人は無事に少女を保護できるのか???ってな感じですか。
タイトルや表紙の方向性は変わっても、中身の方向性は変わって無いです。ひたすら食いまくりながら、肝要な所でビシッと切れる鳴海と保護者のような音喜多のコンビは健在で、きっちりそのキャラの関係性も活かしたストーリー展開。鳴海の父との再会と言うイベントも序盤にて。コメディも悲哀も味わい深い作品でした。
面白かったです。
シリーズ前作までの感想↓
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