
チャットルーム「星の海」。作家を目指す本名も住所も知らぬ6人の男女が集い、彼らの中だけで読まれる同人誌「スターチャイルド」にそれぞれの作品を寄稿する。普段の作品とは違う、それぞれの身の上に起こった「ドキュメンタリー小説」。メンバーの中でもっとも謎の存在だったベガの自殺・・・彼女の書いた作品をネタに脅迫した犯人は・・・・そんなお話?
それぞれの「体験作品」が短編集的な雰囲気をかもし出し、そしてそれらを縫って一本通ったメインの事件と言う構成で・・・個性あふれる短編達もメインのミステリィも、どうもなかなか面白い。一気に読みました。テンポの良さ、読みやすさ・・・んで、しらけさせない展開の妙・・・って事なんでしょうか?良いです。軽すぎない程度に程よくポップです。この人の作品、これまで三作どれも好きです。
面白かったです。